2017年07月19日 配信

7/19(水)船橋商工会議所がふなっしーに感謝の気持ち「像」呈
日本トップクラス切削技術で、シワやプリケツなども細部まで再現

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 船橋市の非公認キャラクターで梨の妖精として認知度の高いふなっしーが、その知名度と影響力によって「船橋市」を全国にPRした事に対する感謝の気持ちを込め、船橋グランドホテル(船橋市本町7-11-1)で船橋商工会議所からふなっしーに記念の像がおくられた。

 像をおくられたふなっしーは、「最初、船橋の夏祭りに勝手に出演した時は、商工会議所から出て少ししたら子どもたちにボコボコにされたなっし」と、ユーモアとともに思い出を振り返り、「こんなに素晴らしい像を頂いて本当にうれしいなっしー」と感謝の気持ちを表した。

 ふなっしー像は、総アルミ製で重量4.25キログラム、像の全高は22.5センチ(台座含む)。3Dキャドによる高度な設計技術を用いて市内の事業者「ネクストエンタープライズ」がデザイン。全周360度に合わせて上部からの200枚以上にも及ぶ平面写真をもとに3D化を実現した。

 総アルミ製のボディは、自動車の部品を作っている同製造業の「パール技研」が、国内トップクラスの切削技術を駆使して作成。XYZと2本の回転軸という5本の軸から切削することで、理論的には設置している面以外の全ての面を加工可能な方法だという。

 2年前に「ふなっしーの町おこしに対して感謝の気持ちを表したい」と、本町通りに面した市内の目立つ場所に等身大のふなっしー像の建立を計画。観光客の対応などの安全面や像の維持管理などの問題で像を建立することを断念せざるえなくなった。

 しかし、現名誉会頭の伊藤賢二さんは、「どうしてもふなっしーへの感謝の気持ちを形に残したい」と、私費を投じて像を作る事にしたが、等身大となると1000万円単位のコストがかかる事から、アルミの原材料費、3Dデザインと切削にかかる原価を考え、現実的な今回の像のサイズで作り商工会議所に寄付することにした。

 「実際に制作して現物を目の当りにしたら、人にあげるだけでなく自分でも所有したくなった。職人としての魂がこもった作品」と、パール技研社長の小嶋さん。「これだけ出来のいいものなのでふなっしーにも寄贈したくて」と、当初予定していた1体だけでなく、商工会議所、パール技研、ふなっしーとぞれぞれの手に渡るように3体の像を作るに至った。

 今回受け取った像を見て「こんな細部まで再現されていて素晴らしい技術なっしー」と、感心した様子を見せたふなっしー。「店に飾って、多くの人に見てもらいたいなっし。船橋に来るきっかけにもなるなっし」と、多くの人の目にふれるららぽーと店の店頭に飾るつもりだと話しここでも船橋への愛情を見せた。

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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