2017年07月11日 配信

7/11(火)船橋のなし順調に生育
「今季の出荷も例年通りのタイミング」と船芳園の加納さん

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 和梨の産地として全国トップクラスの出荷量をほこる船橋市内の農家で梨の実が色づきはじめ、その実を大きくし出荷に向けた準備をしている。

 今季は地上降臨5周年記念のふなっしートレインなどが走ってることで「梨の聖地」とされ観光需要も期待されている新京成電鉄沿線にあって、8月1日からコンコース内に「ふなっしー部屋」と題した休憩スペースを設置する「三咲駅」が最寄駅になる梨農家の船芳園では、「今年は空梅雨だけどスプリンクラーなどを使って十分に水分はとってくれている。日照時間が長いので生育状況は順調です」と同園の加納芳光さん。

 空梅雨の影響を受けて千葉県内では全体的に小玉傾向のある今年の梨。水やりなどの細かい作業で生育状況に差が出ている様子だ。梨農家の細かい手間は、梨の出荷前までにほぼ決まるという。

 冬時期には、初夏の時期に発酵させるなどして仕込んだ堆肥を畑に混ぜ込み土作りを行う。その後、生育状況の望める枝を選び出し不要なものを「剪定」する作業、春になり芽が出た時には不要な花芽を摘み取る「摘花」などが代表的だが、船芳園では、美浦のトレーニングセンターから競走馬のサラブレットが輩出した馬糞から生成した栄養価の高い堆肥を引き取るために茨城までトラックを走らせている。

 出荷開始早々の和梨は、日焼け度合いが強く比較的B級品として安価に出回る事が多いという。糖度などの点では最盛期の幸水に引けを取らないが出荷規格としては低い評価を受けることが多いとされている。その為、地元の住民たちは出荷当初の日焼け梨を求める人も多いという。出荷の見込みは、8月5日頃。同園周辺の梨農家でもほぼ同時期から直売所を開設し、梨の販売を開始するという話だ。

 人気の高い船橋のなしは、その多くが直売所から知り合いを通じた贈答品で流通することが多いため、ここ数年では確実に手に入れるためには、ふなっしー梨箱でネット購入するか、直売所に連絡を入れて予約をするなどの方法が必要になる。

 ふなっしー梨箱の購入予約は、以下の梨購入専用ページ「船橋のなし」から。

 各梨園の連絡先は、船橋市内の梨農園の紹介ページ「船橋のなし」から確認できる。

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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