2017年03月12日 配信

3/12(日)習志野市大久保の商店街に房総式らーめん専門店「JINRIKISEN-人力船-」
八千代のご当地らーめん専門店「ra2」オーナーが姉妹店

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  京成電鉄大久保駅から東邦大学に至る商店街の一角に房総式らーめん専門店の「JINRIKISEN-人力船-」(習志野市大久保1-16-18 TEL047-489-5436)が3月8日、グランドオープンを迎えた。

 同店を経営するのは、八千代市内で「ra2(ラーツー)」を経営する川崎隆一さん(43)。「ra2」は、らーめん評論家で知られる山路力也さんがプロデュースした店で「竹岡式」「勝浦式」といったご当地らーめん文化を紹介する店舗として知られている。店長を務めていた川崎さんが6年前に買い取ったのだという。

 同店では10年ほど前から期間限定で限定らーめんを開始。テーマを変えて様々な新商品をリリースしてきたが、その中でも人気の高かった房総式らーめんにピックアップして、今回は専門店として「JINRIKISEN」を開店させた。

 店舗面積は、約11坪。店内はカウンター4席を含む全18席。落ち着いた照明の店内には帆船の梶をイメージしたオブジェや帆船の模型、ガラス製の浮き球などが壁面にディスプレイされ、さながら豪華客船のバーラウンジのような雰囲気をもっている。

 「僕がこの人力船の船長だとしたら、スタッフが漕ぎ手。船長だけでは方向を示すことはできても、目的地に向かう航海はできない。一蓮托生で協力し合って初めて船が目的地にたどり着ける。全てが機械化されている高度な世の中だから人力でしかできないもの=接客サービスを大切にしたいと人力船としました」と、川崎さんは店名の由来を話す。

 房総式らーめんは、千葉県内由来でチャーシューがたくさん入っている特徴の「竹岡式」と、ラー油がスープに浮くほど入っているのが特徴の「勝浦式」、両方から良い部分を取り入れたオリジナルらーめん。

 「ra2」では、醤油らーめんがベースで限定的に味噌やカレー味を提供してきたというが、人力船では3つの味をグランドメニューとして提供する。

 「ラーメンを丸ごと味わってほしいから」と、オプションにスープをすべて楽しめる「おじや」も用意。トッピングにチーズやたまごを選ぶことが出来、最後の一滴まで味わうことが出来るように工夫されている。「スープのうま味が鶏肉に、鶏肉の持つうま味がスープにと相互に高め合っているスープなのでおじやでも味わってほしい。ちょっと違った感じになるので是非楽しんでほしい」と話す。

 川崎さんと1号店のプロデューサー・山路さんの出会いは、15年以上前にさかのぼる。当時、山路さんが稲毛海岸に自身プロデュースの前身店舗を開店させる際、オープニング店長募集に応じたのが川崎さんだったのだ。

 川崎さんは、山地さんのラーメンに対する考え方などを学び、これまでに経験してきたメキシコ料理やホテルでの経験などを活かして今回の人力船でらーめんを使って自由に表現する。「らーめんには限界はないと思うんですよね。こんなのらーめんじゃないっていう人がいるかも知れないですが、他では食べられない、ここでしか食べられないものを出したくて」と笑顔で話す。

 営業時間は、11時~15時、17時~21時。日曜定休。

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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