3/13(火)第7回「花いっぱいIN習志野台」
あの日を風化させないために
第7回「花いっぱいIN習志野台」が3月11日、習志野台公民館(船橋市習志野台5-1-1、TEL 047-463-2231)で開かれた。
市民ボランティアの「ともにがんばろう東日本実行委員会」が主催で、代表の森紳浩(のぶひろ)委員長(59)が震災の起きた翌年の平成24年から毎年開催しているイベント。森さんが震災直後の23年春に都内で開かれた福島の復興支援イベントに参加し、福島の農業関係者と会ったことがきかっけで開催してから、今年で7回目になる。
同館1階・2階の廊下では写真展を開催、2階和室には飲食スペースが設けられた。3階会場では支援活動に取り組むDJ・KOUSAKUさんの進行で、宮城県南三陸町の語り部伊藤俊さんが悲惨な震災体験と復興に向けた現状を話した。震災当日、海上で一夜を過ごした石巻市の漁師・齋藤富嗣さんの体験が題材の絵本「トミジの海」を、齋藤さん自身が朗読。
屋外会場では福島県の牛肉串焼きや野菜やイチゴなどの農産物、宮城県は蒸しガキ、焼きホタテ、ワカメなどを販売。駆け付つけた松戸徹市長は「市民が中心となった復興支援。継続することが大事になる。お互いに助け合う心を忘れないようにしたい」と話した。最後には参加者全員で黙祷(もくとう)し、「花は咲く」を合唱。
森さんは「東日本大震災から7年になりますが、まだまだ風化させてはいけないものと思います。今回アンケートを300部作り、回答いただいた方に花のプレゼントをさせていただきました。270部回収ができましたので、今後の課題を見据えてイベントの継続のために施行錯誤します」と意欲的に話した。
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