2017年03月10日 配信

3/10(金)パン屋とラーメン屋のコラボで新商品誕生
「いさりびのラーメンがそのままパンになった」と感じる再現力

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 船橋駅近くの「いさりび」(船橋市本町7-5-4 TEL070-5598-9982)と、白井市の「ベーカリーハイジ」(白井市冨士137-88 TEL047-442-7702)がコラボして「いさりびバーガー」を誕生させ、3月11日12日の2日間から土日限定で当面の間販売することがわかった。

 

 拉麺いさりびは、あっさりしたスープの昔ながらの中華そば風が特徴。これに和食や中華、フレンチなどの様々な調理方法を凝らして「ネオ中華そば」と呼ばれる新ジャンルのあっさりラーメンを看板に掲げている。

 

 一方のベーカリーハイジは、鎌ヶ谷大仏駅から車で5分程度。道路を挟んだすぐ目の前が食品総合スーパーで、天然酵母をつかった体に優しいパンを提供している個人店のパン専門店。

 

 互いの経営者が年齢も近く、個人的にも共通の趣味を通じ、親交があったとことから一緒に食事に出掛けるようになり、互いの持つ職人魂が共鳴、「一緒に何かやれたらいいね」と今回のコラボ商品製造に踏み切った。

 

 コラボ商品の作成に当たって、「いさりびさんの特徴であるチャーシューをパンに使ってサンドイッチを作ってみたら良いのではないか」と、商品の基本的な方向性がまとまり、ハイジで現場責任者を務める曽我未歩さん(22)が商品化を担当する事になった。

 

 曽我さんはまず、チャーシューの特徴を見極めようと、いさりびに通い詰め何度もラーメンを試食。様々な種類のパン生地にチャーシューを挟み、サンドイッチにして食べる事から試した。パンとの相性をあげる為、チャーシューを製造するときに漬け込むたれを特別にいさりびに依頼した。

 チャーシューもジューシーさを感じる赤身と旨味の詰まった脂身という2つの異なる部位をパンに挟み込むことでより旨味を感じされるように工夫した。

 

 「厚すぎると肉の味が強すぎて、薄すぎるとパンの方が勝ってしまう。チャーシューの味や食感を活かしたコラボを模索するためにたくさん試作しました」と、曽我さんは振り返る。

 

 たどり着いた味付けは、「醤油マヨ」。でも何かが足りない。そこで、いさりび店内で食べたオリジナルの「ラー油」を思い出し、挟み込んでみたところ、これまでにないフィット感が生まれた。「酢とゴマ油も少し混ぜてみたらどうかな」と、いさりびオーナーの堀江祝光さんからのアドバイスを受けてチャーシューとパンが完全にマッチした。

 

 「堀江くんの食に対する思い、職人としての良いものを提供したいという魂に惹かれ、一緒に何かをやりたいと強く感じたんです」というハイジオーナー宮下真彦さんの思いを実現させる商品が完成した。

 

 いさりびバーガーには、普段は食パンに使用している北海道キタノカオリを使用してハンバーガーの具を挟みやすいバンズ(70グラム)をオリジナルで開発。湯種製法のパンで歯切れがよくチャーシューと合わせるのにピッタリなものを特別に作った。パンが70グラム、いさりび自慢のチャーシューは2種類で50グラム使用という満足感のあるボリューミーなハンバーガーに仕上がった。

 

 レタスと味付け煮たまごに白髪ねぎ、色取りを考えて緑に通常ねぎも加えた。いさりびの自家製ラー油に酢とごま油を加え、ハンバーガーにいさりびの味を再現した。「いさりびのチャーシューを最高の状態で味わってもらうためにすべての要素があります」と曽我さん。

 

 チャーシューが麺の上から引っ越してきてパンにくるまったようなコラボレーション。いさりびのネオ中華そばをそのまま再現したような「いさりびバーガー」は400円で試験的に提供。3月11日~12日の2日間だけの限定で各日12個を販売する。

 

 土日限定販売期間を経て、「様子を見ながら継続販売を考えています」と宮下さん。今後は、予約販売もおこなっていく見込みだという。

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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