2017年09月03日 配信

9/3(日)東船橋のおおすか整形外科でロコモ予防講座「あなたのロコモ度チェックします」
ラジオ体操ベースに予防体操も伝授

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 東船橋駅近くのおおすか整形外科(船橋市東船橋1-22-8)で9月2日、ロコモ予防を目的とした公開講座「あなたのロコモ度チェックします」が行われ、近隣の高齢者ら15人ほどが参加し、ロコモ度の測定やロコモ予防体操に汗を流した。

 「ロコモ」とは、「ロコモティブシンドローム」の略で、寝たきりを引き起こす運動器の病気や要介護になるリスクの高い状態を指す。日本整形外科学会が平均寿命の延びに従って、運動器をこれほど長期間使用し続ける時代は、これまでなかった。長期間運動器を使い続ける新しい集団の出現でで従来の運動器機能障害対策の単なる延長線上では解決がつかない時代を迎えたとしてロコモ予防を積極的に働きかけている。

 同学会に所属しているおおすか整形外科では、ロコモ予防に対して積極的に働きかけ2カ月に一回のペースで市民向けの無料公開講座を開設している。今回の講座では、「あなたのロコモ度チェックします」と題し、ロコモに対する簡単な座学を行い、テキストによる質問と「立ち上がりテスト」「2ステップテスト」という2つのテストでロコモ度を測定した。

 「立ち上がりテスト」では、40センチ、30センチ、20センチ、10センチという高さの違う台から、最初は両足で、次に右足・左足と片足ずつで立ち上がり、なるべく低い台から立ち上がれる方が筋力があるというもの。

 「2ステップテスト」は、両足を揃えた状態からできるだけ大股で2歩あるき、最後に両足を揃えた場所までの歩幅を測定するというもの。

 参加者らは、検査方法の説明を受け、ロコモ度をチェックする2つの検査項目を受診。「あら、バランスがくずれちゃった」「少しでも遠くまでステップを伸ばそうとしたらバランスが崩れてしまった」「普段ん運動しないから…」などと一様に楽しそうな表情で検査を受けた。

 検査受診後に大数加光治院長からロコモ度についての説明があり、日本整形外科学会で大手広告代理店と組んだ全国的なキャンペーンについても紹介があった。ロコモを測定する事で全年齢のロコモ度を体系的に把握し、1歳刻みでロコモ度を把握できるようにするという取り組みに向けて、一斉に各年齢のロコモ度を調査し、集計しているという。

 同クリニックでは、近隣地域にスタッフとともに出張し、多くの人にロコモ度チェック受診を促し、船橋市の年齢別データをとる事でロコモ予防につなげていきたいと考えている。

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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