1/2(月)市船サッカー部PK戦の末前橋育英高に惜敗
フクダ電子アリーナでのPK戦で決着
第95回全国高校サッカー選手権大会に千葉県代表として出場している市立船橋高校サッカー部が1月2日、フクダ電子アリーナ(千葉市中央区川崎町1-20)で群馬県代表の前橋育英高校と対戦、試合は0対0でPK戦にもつれ込んだが惜しくも敗退した。
2回戦のカードの中でも強豪校でともに伝統校同士の対戦と注目を集めていたこの試合。試合は前半市船らしさの見えない展開でスタート。前橋育英のFW飯島陸選手のカウンターからのドリブル突破や中盤からの速いパスワークなどに翻弄され、前半は守備の時間帯が長かった。
しかし、守備の要に杉岡選手と原選手のJ内定2選手を置く市船は、鉄壁のディフェンスで前橋育英の猛攻をことごとくシャットアウト。GK長谷川凌選手の好セーブもあって前半0対0で折り返した。
後半、朝岡隆蔵監督の指示を受けてか守備から攻撃へのリズムが良くなった市船。再三にわたる猛攻で前橋育英のゴールを狙うが大会前からの課題だった「決定力」に欠け、互いに無得点のまま試合の結果はPK戦へともつれ込んだ。
あらかじめ順番が決めてあったというPK戦。市船1人目のキッカーFW野本幸太選手のシュートは左ポストを直撃した。対する前橋育英のキッカーは全員が一本ずつ丁寧に決め、先行の前橋育英5人目のキックがゴールに突き刺さったと同時に試合は決まった。
「この大会、一・二回戦が大切と話してきた。しかし、一回(京都橘)戦で緊張のピークを越え、疲労が回復しきらなかった部分も。今日は体が明らかに重たかった」と、朝岡監督。前半の前橋育英ペースでつくった借りを返しても余りあるチャンスは後半からの調整で作ることができた。しかし、「強い学校ならあそこで決めていた」と朝岡監督。「選手層の薄さが浮き彫りになった。残り10分で点を取るシュミュレーションがわかなかった。下からの突き上げが思ったようになかった」とも。
今大会の出場チームでも随一のタレント揃いだった市立船橋高校。しかし、決定力のあるストライカーの不在を、0対0や1対0という試合結果が物語っている。また、この試合では得意のセットプレーも決定的なチャンスを生み出すことが出来なかった。
試合前の各社インタビューでも杉岡選手からU-19代表でチームメイトの京都橘高校のストライカー岩崎選手を意識したコメントが多くみられる。チーム全体としても3年前の雪辱戦という意味あいもあった一回戦。試合中に足をつる選手が多かったことなどから見ても京都橘戦にかける意気込みが強かったのがうかがえる。それだけに思わぬ疲労が蓄積していたのかもしれない。
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