2017年06月04日 配信

6/4(日)市制80周年を記念してアマチュア無線特別局設置
コールサインは「8J1FNA」、10ヶ月だけの特別局

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 船橋市の後援を受けて船橋市市制80周年を記念したアマチュア無線の特別局が、6月1日から10ヶ月間の期間限定でコールサイン「8J1FNA」で運営されることになり来賓者を招いた開局式典が行われた。

  特別局を運営するのは、船橋市アマチュア無線クラブ。通常は、会員間で毎週日曜日に21時から「オンエアーミーティング」と呼ばれる定期的な交信を行っている同クラブ。会員は104人、船橋市内在住のメンバーを中心に近隣市の住民も含めて組織されている。

  「有事には、消防本部や市内各所の消防署、主要な学校に配備され無線を使って被害状況の報告や情報共有などのインフラとして機能することになっています」と同クラブ事務局の遠藤和彦さん。「毎週日曜日のオンエアミーティングは、機器の整備なども兼ねているんです」と話す。

  船橋市の市制80周年を記念して、総務省関東総合通信局長に特別局の開局を申請。日本アマチュア無線連盟を通じて船橋市アマチュア無線クラブが運営をする事になった今回の特別局。「10ヶ月の開局期間中に全世界のアマチュア無線局 5000局以上と交信を予定している」(遠藤さん)だという。

  最年少会員は、中学校1年生の田中悠輔くん。父や兄弟の影響で小学校4年生からアマチュア無線を始めたという悠輔くんは、最も遠い場所では沖縄の局との交信に成功した経験を持っている。兄弟でアマチュア無線の資格を持つ田中一家、長男の大輔くん(高3生)は、南極特別局、次男の時輔くん(中3生)はハワイとの交信を経験している。有事にインフラとして機能する「非常通信連絡会」のメンバーは、経験豊富な大人の会員で、船橋市内に住む人に委嘱される。現在、委嘱を受けているのは35~40人の会員だという。

  「行政のもつ通信手段が使えなくなった時のために我々も待機しています。今回は、船橋市の市政施行80周年を私たちの持っている技術で世界中に伝えることが出来るのが何よりもうれしいです。特別局のカード(交信証明書)も作り、世界中のアマチュア無線局に市制80周年の特別局をPRします」と、同クラブのメンバーたちは誇らしげに話す。

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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