2018年03月05日 配信

3/4(日)宮本小学校前の一軒家パティスリー「patisserie an」が間もなく6周年
東日本大震災を機に独立、口コミで遠方からやってくる客も

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 宮本小学校目の前にある一軒家を活用した焼き菓子専門店「patisserie an」が6年前の3月28日開店から間もなく6周年を迎える。

 同店の店主は、鳥居幸嗣さん(50)。東日本大震災を機に独立を決意、自宅の玄関スペースを改造して店舗に。玄関土間からの上がり部分にはレトロ感のあるブリキの箱を置き、仮設のキャッシャーに。下駄箱上部に商品陳列棚を設置するなど大工だった父が思いのたけを込めて好きなだけ手をかけてつくった和装住宅の特性を活かした。

 開店当初は、イベント出店などで知名度と売上向上に努めたが、天候に左右されたり、イベントの集客、気温が高くなると商品の状態も気になることから店での販売メインに切り替えた。

 それでも、口コミサイトや実際の口コミを中心に多くの来店客が訪れるようになったという同店。過去には茨城県からやってきたという客もいたというが、基本的には宮本周辺の住民がほとんど。日常の手土産や自宅使いとして日常的に愛用されているようだ。

 鳥居さんは学校卒業後、その昔船橋駅と西武百貨店の地下通路にあったパール地下街の喫茶店「オルタンシア」に入社。独立を視野に入れて洋菓子専門学校を卒業後、洋菓子専門店を経て、船橋市内のフレンチレストランに勤務、東日本大震災で家族といる時間の大切さに気が付き、6年前に自宅での独立を決意した。

 独立当初は、パンも製造していたが焼き菓子の人気が高まる一方で一人でのオペレーションに限界が生じ、現在は焼き菓子メインで販売をしている。

 基本は店頭販売の焼き菓子と、ロールケーキが主力商品。事前予約で予約製造の誕生や記念日のホールケーキも焼いている。店舗での販売品目は、「苺のロールケーキ」(ハーフ750円)「金柑のパウンドケーキ」(ハーフ630円)「和三盆クッキー」(400円)「フロランタン」(300円)「スノードロップ」(200円)など。

 「将来的には、イートインスペースも設けて、できればお客さんに目の前で召し上がっていただきたい」と将来の夢を語る鳥居さん。地域の活性化にも目を向け、焼き菓子を通じた貢献も視野に入れているという。

 営業時間は、11時~18時。月曜定休。

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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