2017年03月16日 配信

3/16(木) 前原西の「森田農園」のイチゴが好評

直径4cmを超えるデラックスパックも

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 新京成線・前原駅から徒歩5分、成田街道より少し奥に入った住宅街の一角にある「森田農園」(船橋市前原西5-7-12、TEL047-473-4115)では3月の終盤に向けてイチゴの収穫量がピークを迎える。

 同園で販売するのは「とちおとめ」(1パック450~750円)の1品種のみ。粒の大きさやそろい具合によってA~Dにクラス分けされ、中でも好評なのが、一粒で直径4cmを超える大きないちごが12粒入りのデラックスパック(1400円)。主に贈答品として近隣住民はもちろん、他市からも注文が入り、予約ですぐ売り切れとなってしまう。「箱を開けた時、感動してもらえるくらいインパクトがあるので、皆さんに喜んでもらっています」と代表の森田昌明さん。Aクラスでも3.5cmとボリュームがあるので、散歩がてらに立ち寄り毎週予約する来店者も多いとか。

 同園でのイチゴは17年前に農園で栽培を始めた。もともとイチゴが好きだったという栄一さん。直売所やイチゴ狩りに行った時に食べた、新鮮で甘いイチゴの味が忘れられず、自らの農園でも栽培を始めることに。

 栽培方法は東葛飾のイチゴの普及所で学び、最初の1~2年は現在販売している「とちおとめ」の他にも「あきひめ」や「にょほう」も栽培していたが、「甘みと酸味のバランス、身の硬さが一番いいと思う」と、「とちおとめ」1品種に絞ったという。

 しかし、3年目以降から、同じ場所に同じ野菜(あるいは同じ科の野菜)を栽培することで、その野菜を冒す病原菌や有害線虫が多くなったり、土壌の中の養分が不足したりして、野菜の生育が悪くなる「連作障害」に悩まされることに。「一時収穫量も落ち、大きな実も採れにくくなった」と、当時を振り返る。

 しかし、30年以上前から先祖代々が耕してきた土を信じ、栄一さんなりに土の養分バランスを考え、改良を続けた結果、現在提供しているヘタまで赤く、粒の大きなイチゴも再び採れるようになった。「今日やったことの結果がすぐにわかるものではない。ですが、今後も土を守り、良質なイチゴを作っていきたい」とも話す。

 また、昌明さんの父親の代からトマト(500g・350円)も販売している。水を与えずに栽培することで木は細くなり収穫量も少なくなるが、フルーツトマトのようにギュッと濃縮された甘みの強いトマトとなるのだという。

 営業時間は9時30分~(なくなり次第終了)。金曜日定休。予約受付、地方発送可。

【お詫びと訂正】※「MyFuna No.379(2017年2月号)」に掲載した「森田農園」の情報に誤りがありました。 
9ページに掲載のいちご狩りスポットの「森田農園」にいちご狩りができるマークが記載されておりました。同園ではいちごの直売のみの対応となります。
関係者の皆様および読者のみなさまにご迷惑をおかけしましたことを、この場を借りて深くお詫び申し上げ、ここに訂正させていただきます。

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

小林夢生

小林夢生

MyFuna編集部所属、ママ向け情報誌「Mamachi」の編集長。中学1年生(女)と小学校1年生(男)のママです。
ママが“元気”に“楽しく”子育てできる街づくりを目指しています!ハンドメイドマルシェをはじめ、各種イベント企画・運営も行っています。木曜日は「市場カフェ」で終日カフェスタッフもやってます。
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