5/31（水）京成船橋駅前の美容室FELIZAが手前の新ビルに移転
和モダンな空間で癒しを提供

　京成船橋駅からすぐ、仲通り商店会の入り口のビルにあった美容室FELIZA船橋店が4月12日、同ビルの手前に新しくできたビル（船橋市本町4-44-25 4F、TEL 0120-166-704）へ移転し、リニューアルをOPENした。

　今までの店舗が入っていたビルの手前に、新しいビルの建設が決まり店舗が隠れてしまうため、新ビルへの入居を申請。店舗面積は30坪から20坪に。セット面は６席、シャンプー台は2席を設置。今までの木のぬくもりと緑を生かした内装から一転、店舗のコンセプトを「和モダン」にしてスタイリッシュな空間に変更、盆栽を配置するなど高級感も加味している。

　店舗面積が狭くなったため、店舗の雰囲気を一新、駅前通りに面した広い窓を生かし解放感を演出する。カット席も少なくなったが、１人にかける時間を30分から1時間に広げゆったりとした時間を提供していくという。

　シャンプールームは店舗の奥に配置、ブラックの壁面に間接照明を用いてカット席のある空間とは雰囲気を変える。シャンプー台は、後頭部も支えられ首の負担を軽減しリラックスできるものを導入。同店責任者の宮間タカヒトさんは「この空間は、リラックスしていただき『いびきをかかせる』のが目標」と笑う。

　タカヒトさんは、世界50カ国以上のスタイリスト、カラーリストが競い合う世界最大級のコンテスト「ウエラトレンドビジョン」2012年度で、日本全国1777人の中から30人が選ばれたエリアファイナリストの１人。コンテストにも力を入れ、昨年は４つの賞を受賞、６月にもコンテストを控えている。

　船橋店は昨年、船橋商工会議所内のふなばしお店グランプリ実行委員会主催の「お店グランプリ」も受賞。「誰よりも既存のお客さんが喜んでくれたことがうれしいですね」とタカヒトさん。「地域の人が美しくなり、地域にお金を落とすことができるいい循環に貢献できたら」とも。

　「美容室が数多く出店していてみんなたくさん勉強している中、どう生き残るかが問われる時代。千葉県でコンテスト受賞を売りにしている美容室は少ない。今後もコンテストには力をいれていきたい」と話す。

　同店は昭和47年に北習志野で創業。船橋店は2005年に出店しており、現在は北習志野、薬円台、八千代緑が丘、青山、奏の杜の6店舗を構える美容室グループ。この4月には同店と薬円台店が移転リニューアル、奏の杜が新規オープンをしている。新店舗の奏の杜店は、各店で店長などで活躍していた若手の力を集結させたという。「先代である父の『若手が育ったら次のステージを用意してあげなさい』という遺言から、今回の新店舗の体制をつくりました」とタカヒトさんは父から託された思いを話す。

　営業時間は10時～19時30分。火曜定休。

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