2018年02月23日 配信

2/23(金)シャネル化粧品技術開発研究所所長が市民へスキンケア講座
スキンケアの正しい知識を解説

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 船橋市役所(船橋市湊町2-10-25)6階の会議室で2月22日、シャネル化粧品技術開発研究所(山手1)の所長・安藤信裕さんが「皮膚科学概論~冬場の感想をどのように防ぐか~」と題した消費者講座でスキンケアについてなど解説した。

  約2時間の解説はプロジェクターを使って進められた。この日の参加者は事前申し込みをしていた市内在住在勤の70人。参加費無料。

  世界の一流ブランドである「シャネル」が研究所を設置しているのは、フランスとアメリカと日本の3カ国のみで、船橋は2004年4月に開設、国内では唯一の研究所になる。「船橋で開発された商品が世界に流通していくなんて誇らしいことですよね」と安藤さん。

  安藤さんは英国ウェールズで角質研究に携わり、皮膚科学をもとに化粧品開発に長年関わってきた。専門的見地から化粧の役割、化粧の心理的効用、化粧品の定義などの話があり、スキンケアの有用性、皮膚の機能、皮膚の役割や真皮から基底層、有棘層、顆粒層、角層の4層構造の解説があった。

 安藤さんから「角層がバリアーの役割を果たしているので、正常な角層を保つことが大事になります」と話があった。そして「スキンケアの最大の役割は正常な角層を作ること」とも。

 皮膚の痒みについては、水分がなくなることで痒さが生じると話があり、足が乾燥して痒くなる場合は、「風呂上がりすぐにクリームをぬり、ソックスをはいて寝ることを3日間続けてみてください」とアドバイスがあった。

 皮膚の老化の話では、同じ遺伝子の双子の写真を提示。二人のシワの状態がかなり違っているが、この違いは光に当たった時間の違いであると話があった。自然老化と紫外線以外の環境要因で進む老化、紫外線による光老化があるとのこと。手荒れについては、「食器洗いなど洗剤を使う場合は必ずビニール手袋をつけること」とも。洗剤で自身の油分まで洗い落としてしまうことになるとのこと。

 「シミやシワは女性なら気になるところ。その話が聞けるとのことで楽しみにして来た」と話すのは市内在住の50代女性。市内在住の70代女性は、「お風呂に入ると足が痒くて困っていた。今日聞いたアドバイス通り、実践してみようと思う」と話した。

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 安藤信裕さん  
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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

大西俊子

大西俊子

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