2017年03月20日 配信

3/20(月)アンデルセン公園近くに温浴施設「メグスパ」
北部清掃工場の焼却余熱を利用して開設

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 船橋市北部の大神保町に「ふなばしアンデルセン公園」(船橋市金堀町525)に続いて観光の拠点となる可能性を秘めた温浴施設「メグスパ」(大神保町1360)が4月1日オープンに向けて、着々と工事が完成に向かっている。

 「メグスパ」は、今回建て替わる北部清掃工場「(通称)メグプラ」に併設される温浴施設。「メグプラ」は、今回の建て直しを経て高効率発電を行う施設として旧清掃工場の約6倍にあたる年間5700万キロアットアワーの電力を生み出す施設になる。この電力で「メグプラ」「メグスパ」の全エネルギーをまかない、さらに余った電気(4500万キロワットアワー)を東京電力などに売電する事で約5億円の収益を得ようという壮大なプロジェクトが進められている。

 旧北部清掃工場は、昭和58年に稼働を開始。施設の老朽化を理由に今回の建て直しが計画され、工期は平成25年3月27日から平成31年9月30日までの期間。141億7000万円で荏原環境プラント株式会社が発注を受けた。

 新工場「メグプラ」では午前9時~12時、13時~15時までの時間に不燃ごみを除く家庭系・事業系の可燃ごみ、粗大ごみを受け入れる。尚、不燃ごみは同工場では受け入れを行わず、船橋市南部にある西浦資源リサイクル施設で全て処理する仕組みだ。

 「メグプラ」の焼却処理能力は、1日381トン。粗大ごみでは、1日15トンを処理することが出来る。延べ床面積は、旧工場と比較して約28パーセント面積を縮小した1万5620.79平方メートル。最大発電能力は8800キロワットで、年間5700万キロワットアワーが見込まれている。

 一方の「メグスパ」は、露天風呂が併設された大浴場、全長15メートルの歩行浴プールが3レーン(水深は110センチ)、ジェットマッサージエリアもある温浴施設。さらに、トレーニングルーム、娯楽室、休憩室なども配置し、総面積は2115平方メートル。ヨガやフラダンスなどの運動プラグラムを地域に解放し船橋産品ブランドや地元の農産物も販売する「産地コーナー」、定食屋ビールなどを提供する「軽食コーナー」も併設する。

 両施設は平成29年4月1日~平成44年3月31日までの15年間、メグプラを70億7200万円、メグスパを14億3900万円で、運営を今回船橋市内に設立される株式会社ふなばしEサービスに業務委託する。

 メグスパの使用料は、一般500円、小中学生が250円、65歳以上400円。それぞれ、5回分の料金で6回利用できる回数券が用意されている。また、併設されている軽運動室は、事前予約があれば2時間600円(税込)で貸出も行う。

 メグスパの営業時間は、9時~21時。休館日は月曜日。月曜日が祝日の場合は、翌日が休館日になる。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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