1/29(日)「ふなばシル」から石巻の漁師集団「大漁プロジェクト」へ支援金

宮城県の牡蠣について話を聞く

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大漁プロジェクト代表の阿部さん    

 船橋の経営者が1月21日、東北復興支援金の目録を持って宮城県石巻市の牡鹿半島内にある小網倉浜を訪れ、東北の漁師たちの復興に関する話を聞いてきた。

 今回宮城県を訪問したのは、船橋のタウン誌「MyFuna(まいふな)」編集長の山崎健太朗さんと、ドトールコーヒーショップ船橋駅南口店のオーナー梶真佐巳さんの二人。今回訪問の目的は、昨年9月~10月に船橋市内各所で行われた食べ歩きイベント「ふなばシル」「ツダヌマ~ル」で集めた支援金の受け渡し。二人は21日早朝、店舗での勤務シフトを終えてから新幹線で仙台入り、レンタカーを使って牡鹿半島を訪れた。

 石巻市内には現在、街にゆかりのあるアーティストや、震災の復興支援を目的に石巻やその周辺に定着したアーティストが工房を構える例が増えており、それに伴って古民家や空き物件を再生したカフェの開店が増えている。また、それらのカフェや雑貨店では、石巻の作家が制作した雑貨類を共通販売するなど互いに連携している。

 この日二人は、牡鹿半島の蛤浜にある「Cafeはまぐり堂」(宮城県石巻市桃浦蛤浜18 TEL、0225-90-2909)を訪れた。同店は、浜出身の亀山さんが浜の再生を願って津波被害を逃れた母屋を改装、カフェとして利用している。ハンドドリップ珈琲やジュースといったドリンクに自家製ベーコン、鹿肉などのジビエ、自家製パン、かまどで炊いたご飯などもフードメニューとして提供する。

 日本古来の古民家を再生することで、どこか懐かしさを感じさせる雰囲気を演出、ゆっくりとした時間の流れの中に身を置ける空間の提供に成功している。「いらっしゃるお客様の多くが石巻市以外からみたいです」と同店の従業員。インターネットやSNSを中心にカフェ愛好家の間で話題になり、牡鹿半島観光の重要な拠点になっているようだ。

牡鹿半島の大漁プロジェクトメンバーに復興支援金

 ふなばシル、ツダヌマ~ルからの復興支援金を開始したのは震災翌年の2012年。これまでに年2回イベントを開催したこともあり、都度支援金を届けてきた。

 浜では漁船の数もほたてや牡蠣の養殖用イカダも震災前に近い規模まで復活。牡蠣の生産量は震災前の規模には及ばないが順調に出荷できる状態まで回復してきているという。

 ただし、昨年末に宮城県内全域で牡蠣からノロウィルスが検出された事で県漁協が20日、22日~25日の出荷停止を県内の漁師に指示。85度以上で1分以上の加熱処理をすることで感染力を失うノロウィスル。生産者の加工能力が間に合わない事から出荷を休止したのだという。

 この影響で、現在も出荷制限が続いており「漁協の指示で1日4時間までしか稼働できない」と阿部さん。浜の女性が牡蠣の殻むき作業を行う人件費分をねん出するのが精いっぱいの状況だという。

 牡蠣の出荷ピークは10月~12月にかけて。4月までは牡蠣のシーズンとして需要が多く、特に宮城県産の牡蠣は生食用として重宝されている事もあってこの時期の出荷制限は漁師たちにとって大きな打撃だという。

 「牡蠣はいくらでも海にあるっちゃ」と阿部さん。浜の生産機能は回復に向かってきているが、ここ30年~40年起きたことのない「全域でのノロウィルス検出」で思わぬ足止めを食っている状況だという。「震災直後は、魚もびっくりするぐらい大漁が続いていた。最近は、漁の成果も芳しくないことが結構ある」とも。

 自然を相手にした漁師たちの復興は、まだまだ多難が続いている様子だ。復興支援金10万円の目録を渡し、「MyFuna編集部は、船橋市場内にあるので何かの形でお役にたてないか」と、山崎編集長。

 同浜から石巻市場を経由して船橋市場への直通便があることを知った事で「この流通を活かした何らかの策を講じられないか」と、船橋に戻ってから精力的に水産仲卸事業者を訪問している。

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