2017年08月17日 配信

8/17(木)船橋のなし出荷遅れる、冷夏と曇天で色づき不順
農園には色付き次第、出荷できる梨も多い

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 今年の冷夏・曇天続き、梅雨を思わせる長雨の影響を受けて市の特産品「船橋のなし」の出荷が大幅に遅れている。

 船橋のなしは、4月に開花・受粉を行い梅雨時の十分な降水を受けて、梅雨明け以降の夏の強い日差しで甘みを増していき実を色付かせ収穫期を迎える。

 この収穫時期がちょうど盆前後にあたることからちょっと遅い「お中元」や「帰省土産」にと、地元住民の間では人気の手土産となっている。

 全国的なふなっしーブームを受けて全国から「船橋のなし」購入者が訪れるようになった梨生産者の直売所「梨の船芳園」(船橋市二和東2-6-1)では、「出荷の遅れからくる作業スケジュールの調整で8月後半は悩まされそうだ」と、頭を抱えている。

 今年の梨は、天候不順の影響に悩まされてきた。GW以降の異常な暑さ、6月~7月の空梅雨、7月~8月にかけての曇天と長雨など例年にない異常気象が続いてきた。さらに、8月の盆前後は例年平均気温が30度前後になるところ、今年は25度を少し上回った程度、気温も上がらない日が続く。

 梅雨時の十分な降雨で実が育ち、梅雨明け以降の強い日差しで甘みを増し、熟してくる和梨。空梅雨対策では、散水機などを活用して十分な水分を蓄えさせることに成功した農家は実が成熟してはいるが、7月以降の冷夏と曇天の影響は小さくはない。

 「梅雨明け以降に30度以上の気温が続くことが大切。日が出てくれないと光合成できないので葉の栄養が足りず来年以降にも影響を残してしまう。こんな雨が続くと病気も心配」と、同園の園主加納芳光さん。

 農園内を見渡すと盆を過ぎた時期にもかかわらず梨の実は8割方、木についているままだ。「盆の終わりだと、半分以上が出荷されているのが普通。例年だと、毎日のように成熟した梨が出荷を待っている感じなのですけど…実の大きさは何とか、やっぱり色付きが問題です」とも。

 関東圏の和梨で最も人気の高い品種「幸水」は、同園では8月25日頃までに出荷を終える予定。続く「豊水」「新高」を購入するファンも多いことから、この先も出荷作業は続くのだが肝心の実が出荷段階にないので後ろ倒しなった作業のしわ寄せが心配だという。

 取材時に記者も同園の梨を試食したが、糖度は十分に乗っている。シャリシャリとした和梨独特の食感も申し分ない。全国で「船橋のなし」を心待ちにしているファンの為にも夏らしい晴天と30度を超える気温が待ち遠しいところだ。

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農園を見渡しても全体的に青いままの梨が多い 徐々に色付きを見せる梨
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直売所は毎日多くの来店客でにぎわっている
市内の直売所では午前中にその日の梨が完売という例も
 
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