2017年02月16日 配信

2/16(木)市役所で災害対策本部運営図上訓練

シナリオ無しで職員の対応力向上を図る

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本部統括班と収容班(手前)  

 船橋市役所(船橋市湊町2-10-25)で2月13日、災害対策本部運営図上訓練が行われ、市役所9階に「災害対策本部室」と「災害対策本部指揮所」を設置。市の幹部職員をはじめ、庁内各部署の職員114人が参加した。

 この訓練は大規模地震災害の発生時に災害対策業務の陣頭指揮を行う災害対策本部を円滑に運営できるようにするもので、昨年に引き続き2回目の開催となる。また、同訓練と同じ時間帯に、同じ階の第一会議室で市長、副市長をはじめ各部局長34人が集まり、災害初動時における対応の指示などの訓練を行った。

 訓練の想定は、千葉県北西部直下地震(M7.3)が12時30分に発生。船橋市は最大震度6強の揺れとなり、大きな被害が出ている状況。市庁舎のエレベーターは停止し、「災害対策本部室」は市庁舎の自家発電の電源が最小確保され、照明、パソコン、コピー機は使用可能とされた。 

 13時頃には、各部署の訓練参加職員が、9階にある訓練会場に階段で集まった。参加職員にはどういう被害が生じるかなどのシナリオは事前に知らされていない。
 「災害対策本部指揮所」では、供給班、復旧支援班、要配慮支援班などが集まり、職員は各班を識別できるビブスを着用して着席。 

 13時30分になると「災害対策本部指揮所」では、市内の被害状況が次々に報告された。各班では、職員が「状況付与カード」を読みあげることで被害状況を把握し、「職員行動マニュアル」に沿って整理、応急対策活動の検討などが行われた。集約された被害状況は、隣接する「災害対策本部室」の本部統括班、消防救急班などに伝達された。 

 「災害対策本部室」では、地理情報システムを活用して避難所や災害危険個所、被害情報などを登録し、効率的に管理する「消防GIS」のほか、時系列で活動を記録し、対策本部以外のフロアでもパソコンで内容を確認できる「クロノロジー」などといった器材を使用しながら、被害状況の集約、整理を行った。また、ここにコールセンターも設置された。 

 午後4時すぎの訓練終了時には、松戸徹市長が講評を話した。

「今回は道路が使えて市役所内の電源も確保されているという状況。東日本大震災直後は、震度5弱で船橋市役所内は足の踏み場もなかったほどだった。今後は、灯りもなく、パソコンが使えない状態を想定し、その中で情報伝達をどうしたらいいかをみんなで考えてほしい」と投げかけた。

  また「私は職員の力を信じている。どんな困難な中でも 自分は市の職員でぜったいに何かやらなきゃ と思った時、いろいろな知恵が出てくる。知恵が出た時に発揮できるかどうかがこういった訓練にかかっている。市としてはまだまだ十分ではないところがたくさんあり改善していくが、職員1人1人が、ほかで災害が起こった時などに自分たちに置き換えて考えてほしい」と激励した。 

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講評する松戸市長 統制部
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コールセンター 職員動員班(右)と復旧支援班(左)
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本部統括班 クロノロジー
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消防GIS 収容班
   
   
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