2017年04月05日 配信

4/5(水)キタラナ子ども食堂が活動1周年
毎月1回、子ども達に無料で食事を提供

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同店オーナーの伊藤由佳さん  

 船橋東図書館近くにある「カフェ ウフ」(船橋市習志野台5-7-16、TEL 047-462-1360)で4月4日、1周年を記念した「キタナラ子ども食堂」が開催された。

 子ども食堂は、さまざまな家庭の事情により、孤食や栄養不足など、食事に不安を抱える子どもたちが、子ども一人でも安心して入れる「場」を地域の協力で設け、無料や安価で食事を提供するという全国各地で行われている地域活動のひとつである。

 「キタナラ子ども食堂」の発起人は、同店オーナーの伊藤由佳さん(52)。船橋で育ち、都内の飲食店などで働いた後、約2年前に「カフェ ウフ」をオープンした。営業を続けるなか、昨今の子どもの食事事情と各地で開かれている子ども食堂の存在を知った伊藤さんは、「自分も子どもたちを助けたい」とすぐに企画、実行に至った。

 昨年、学校が春休み期間中だった4月4日に初開催。「覚えやすい」ということで、初開催以降、毎月ゾロ目の日に「子ども食堂」を開催し、1月1日の元日も含め、1年で12回行った。
 毎回平均40〜50人が集まり、最初はチラシ配りなども行っていたが、今は口コミで広がった効果もあり、宣伝に力を入れなくても自然に人が集まるという。1周年であったこの日は約60人が集まり、松戸徹市長も訪れた。

 情報を知って初めて参加した母親は、「近所に住んでいて、気になったので子どもと参加しました。母親同士、子ども同士の交流ができて凄く良かった。また来たいです」とコメント。小学3年生と4歳の子どもも、うれしそうに食事をしていた。

 提供する食事は、普段利用している取引先から無償で提供されている。運営に関しては、スタッフ、友人をはじめ、伊藤さんの思いに賛同した10人以上の協力を得て運営。同店の取引先の農園で勤務し、子ども食堂スタッフの八島さんは「1回目からずっと参加しています。毎回お腹いっぱいになるまで食べる子どもたちの姿や、これを機に交流が生まれる瞬間を見られるのが嬉しい」と話す。

 実は伊藤さん自身もシングルマザー。貧困家庭の気持ちは痛いほどよく分かるという。2人の子どもも無事社会人になり、子ども中心の生活も最近やっと落ち着いた、と胸の内を明かす。「これからは自分がシングルの親のモデルになって、そういった人たちの居場所を作り、みなさんの力になりたい」と意欲を見せる。

 次回の開催は5月5日。子ども食堂の開催情報は、お店やお店のFacebookページ(https://ja-jp.facebook.com/CafeOeuf/)で確認できる。子ども食堂の料金は、子ども=無料、子どもと大人=300円、大人=500円。

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