2016年06月01日 配信

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有名人との共演や全国各地でのコンサートも

久石譲氏、江原啓之氏など著名人との共演や全国各地でコンサートを開くなど、精力的に活動する船橋市出身のチェロ奏者、植草ひろみさん。幼なじみのハープ奏者・早川りさこさんとのデュオや、作曲家でピアニスト・中村由利子さんとのユニット「リベロバ」を昨年結成するなど、幅広く活躍している。自宅でのレッスンには幼稚園児から70代まで、県外からも生徒が集まる。
植草さんがチェロを始めたのは11歳。ピアノは3歳から始め、ピアニストになるため猛練習していた。右手の小指に違和感をもったのは小学5年の時。弾きすぎて痛めてしまい、ピアニストの道が閉ざされたという。それでも音楽を続けたいとの思いから「父親の趣味であるチェロなら右手の小指をあまり使わず大丈夫かも」とチェロを始めた。弾いていくうちにどんどん魅了され「チェリストになる」と決意。東京藝術大学へ進学し、卒業後は新日本フィルハーモニー交響楽団での演奏や、大学講師などチェリストとして活動を続けた。
ジャンルはクラシックだけでなくポップスやタンゴと幅広い。「チェロはテノールと同じ音域で低音が魅力。人が話す声に近いので聞いていて心地がいいんです」と植草さん。チェロの音色が心の癒しになればと、東日本大震災後、毎年東北で演奏をしている。船橋市内では、幼稚園や公民館、各地の学校や病院、老人ホームでも演奏し「呼ばれればどこへでも」と笑顔で話す。
「人生も半世紀を過ぎていろいろな経験を重ね、今が一番いい音が出ていると思います。よりたくさんの人に音楽を届けたい」と植草さん。

植草ひろみさん
・船橋幼稚園:船橋中学校:東京藝術大学附属音楽高校:東京藝術大学音楽学部器楽科卒業
・卒業後、新日本フィルハーモニー交響楽団に10年、聖徳大学講師として14年、現在に至る
・2015年に「リベロバ」の「 This is Liberoba 」、早川りさこさんとの共演で「Sound of the sky 」のCD2枚をリリース
・2015年よりFM湘南ナパサでレギュラー番組に出演中(毎週土曜)/span>
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リベロバ
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船橋きららホールでの発表会

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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