じっくりと煮込まれたボリューミーなロールキャベツは、常連客にとってランチタイムの定番メニュー
障がい者通所施設内に併設のダイニングレストラン
行田公園近くの障がい者通所施設アトリエプレジュ内に「ダイニングレストランNorma」が併設、オープンから1年になる。
同店は障がい者通所施設内に併設されているので、通所者の利用がメインだが、地域の人も気軽に利用ができるよう施設を開放している。店舗面積は63坪。4人掛けテーブル16卓で64席、テラスにも3人掛けテーブル3卓で12席を用意。車イスでも利用できるよう、バリアフリーデザインが施されている。壁の片面は全面ガラス張りで、もう片方は鏡を設置。光が差し込む店内は開放的でとても明るい。
店名の由来は、障がい者や高齢者がほかの人々と等しく生きる社会・福祉環境の整備、実現を目指す考え方「normalization(ノーマライゼーション)」の頭4文字「Norma」から生まれた。
ランチタイムには「日替りランチ」「ロールキャベツ」「Normaカレー」(以上800円)、200円追加でドリンクバーも利用できる。ほかにも「フォンダンショコラドリンクバーセット」(650円)や「バニラアイス&ドリンクバーセット」(500円)を用意。ドリンクバーは単体で300円。
施設の通所者が多く集うため、流動食や細かく刻んだメニューなども用意。栄養士の新藤さんが考えたメニューを日替りで提供している。
「大島さんの作る料理はやさしい味」と新藤さん。「障がい者と同じ空間でご飯を食べる機会が少ないのでびっくりするかもしれませんが、やさしい時間を感じることができると思いますよ」とも。
常連客からは「家ではあまりたくさん食べられないのに、ここにくると不思議といっぱい食べられる」との声も。
また、現在は定期のコンサートイベントや、予約制のパーティーを受付し、今後はナイト営業も検討している。
「みんなに気楽に来てほしい。ドリンクバーの利用で打ち合わせや作業などにもどうぞ」と大島さん。
車イスでも利用可能なバリアフリーに配慮された設計 |
光が差し込んだ開放的な店内 |
サラダ・フルーツがついて800円 |
ダイニングレストラン ノーマ |
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