現在船橋では、年間約10 試合のスケジュールを組みドッジボールを楽しむ11の小学生チームがある。
それらのチームを取りまとめ、普及をはかるドッジボール協会があるのをご存じだろうか。
ドッジボール協会の理事長を務め、自身も「二和ドッジボールクラブ」で
指導している植木さんに、ドッジボール協会についてうかがった。
どのような団体なのですか?
船橋市ドッジボール協会は、日本ドッジボール協会が設立された翌年1922年(平成4年)4月に発足しました。1995年(平成7年)に船橋市体育協会に加盟、毎年春と秋の市民大会や船橋カップ、夏季合同合宿などを開催して、ドッジボールの普及に努めています。市内の小学生が対象で、現在11チームが所属、うち2校は学校体育(部活)として活動しています。
どのような方針で活動していますか?
ドッジボールを楽しむことをモットーに、指導者が押しつけるのではなく、子どもたちの主体性を尊重した活動を心がけています。具体的には小学1年生から3年生まではとにかく楽しむことをメーンに、高学年へと進むにつれて、試合に勝利するためにはどうすべきかを子どもたち自身が考えて行動していけるようにしています。大人は子どもたちと一緒に考えながらサポートしています。
練習で心がけていることは?年間の活動も教えてください
協会として、ボールの投げ方や受け方、その指導などを協会員全員と共有し、より良い指導を目指しています。
そんな日々の練習の成果を試すためにも、大会の参加や夏合宿などを行っています。子どもたちからの要望もあり、夏合宿では選抜チームを作ります。また、「レインボーガールズ」という3年生から6年生女子だけで構成しているチームも作りました。選抜チームは例年ナゴヤドームで開催される全国大会に遠征しますが、昨年は開催がなかったので茨城県笠間市での「菊まつりドッジボール大会」や「栃木YMCA杯」に出場しました。
今後どのような活動をしていきたいですか?
年々参加者が減る傾向にあるのが現状ですが、他校の生徒との交流や異学年交流ができ、コミュニケーション能力を育めます。そういった面をアピールしながら、楽しんで活動していきたいと思います。
保護者からのリクエストで、毎年ナゴヤドームで行われる「ドームドッジ」への参加を目的にした「船橋よわっチーズ」というチームも結成しました。試合や合宿では協力的に動いてくれる頼もしい存在です。OB ・OGはもちろん、中高生や大人が参加でき、随時メンバーを募集しています。
船橋でよく訪れる場所はありますか?
普段は二和周辺で活動することが多いですが、体育指導委員関係の集まりではよく船橋駅周辺に出かけますよ。
植木和則 氏
昭和15年 栃木県出身 |
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