2015年03月01日 配信

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2011年3月11日。さまざまな被害をもたらした東日本大震災から今年で4年を迎えようとする。編集部が取材してきた中で、今もなお、被災地への復興支援を行っている団体を紹介したい。

【まるごみ船橋】
ゴミひろいの輪が被災地ネットワークに

全国各地で月1回の定例ゴミ拾いと環境イベントを実施する「まるごみ」。
震災直後、東北のまるごみ仲間からSOSが、代表を務めるKOUSAKUさんのもとに入った。食料や水を求める連絡に即座に立ち上がったのが「まるごみ船橋」代表の大原俊弘さんだった。大原さんは、自らが経営する会社のトラックに物資を満載に詰め、自分で運転して被災地に入った。多いときには週2~3度、仕事を終えてから夜通し運転したことも。支援を続けるうち、トラックのレンタル業を営む守屋さんと意気投合。大原さんは物資を、守屋さんは復興支援のために購入したキッチンカー「ハートラック号」で石巻焼きそばを販売、売り上げを復興支援金に充てるボランティアを立ち上げ、石巻市で三陸ワカメや牡蠣養殖を営む漁師を中心に支援を続けた。現在も「まるごみ」で震災ワカメの販売を通じて石巻の支援を続けている。

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被災地を支援するためにキッチンカーを購入して温かい焼きそばを提供した

【まるごみ船橋】
代表 大原俊弘さん(株式会社日本都市・代表取締役)

住所 (本社)船橋市薩原6-23-3
電話 047-429-1560
【ニコふな】
西船エリアを元気づけ、集まった義援金を東北へ

東日本大震災時、帰宅困難者を受け入れた「のぶ美容室(船橋市西船2-12-6)」の田島愛さんが中心となり「ニコふな祭」を年2回、勝間田公園で開催している。実行委員会メンバーは約20人。少しでも子どもたちに笑顔を取り戻してほしいという願いから、震災の年の6月に第1回目の同祭りを開催。寄付金の一部を日本赤十字社へ寄付した。現在も祭りを6月と11月に開催し、被災地の各県へ寄付金を届ける活動を続けている。


「ニコふな祭」は大人から子どもまで、
誰もが参加できる地域のお祭りだ

もともとは手作りの紙芝居の登場キャラクターだったニコレンジャー。
反響も高かったため、紙芝居から飛び出してきた!
電話 047-434-2486(のぶ美容室)
【まきまき音楽教育支援基金】
お世話になった会津若松に音楽で恩返しを

清水さんは御滝中学校時代、修学旅行先の会津若松市での職場体験で受けた教えが、今の人生の指針となっている。震災をうけ、「今こそ会津若松に恩返しを」との思いから音楽仲間などと同基金を設立。
「福島を元気にするチャリティーコンサート」開催につながり、2013年は福島で、2014年は船橋で実施。寄付金は、教育機関(小学校、中学校)を通じ音楽教育に使用されている。


コンサートに出演したアーティストは演奏 1分間につき500円の寄付を行った

2013年、会津若松でFM福島に出演しチャリティーコンサートを呼びかける清水さん

【まきまき音楽教育支援基金】

住所 東京都八王子市みなみ野5-19-3-509
問い合わせ makimaki0828jp@yahoo.co.jp
【株式会社リアス/海藻専門店玉藻】

八木が谷で海藻を扱う、「リアス」の代表・坂詰さんは、現在、キャンピングカーで寝泊まりしながら、全国各地を巡り、三陸わかめの販売を続けている。

 

【株式会社リアス/海藻専門店玉藻】

住所 船橋市八木が谷1-40-1
電話 047-448-8331
【味菜畑】
農産物直売所で三陸沖の海産物を販売

豊富町の農産物直売所「味菜畑」では、冬期限定だが、カキやカニなど、三陸沖で採れた海産物を販売。産直供給することにより支援活動を行っている。畑の代表である飯島幸三郎さんの知人が岩手県・陸前高田出身であったことから、畑仲間とスイカを育て、震災のあった年の夏には収穫したスイカや野菜を陸前高田へ届けていた。その後、現地の漁師さんたちとの交流をきっかけに、2014年2月から海産物の販売を開始。毎年秋には、畑仲間とともに現地を訪れるツアーも継続している。


船橋北部の畑が広がる地域で、新鮮なカキやホタテが買えると、近隣の住民からも評判だ

2014年10月に行った三陸支援ツアーにて。
ムール貝の養殖現場の見学へ
住所 船橋市豊富町1482-235
電話 047-456-2750
営業時間 9:30~17:00
定休日 年中無休(12/31、1/1~5を除く)
※ただし海産物の販売は、土・日曜のみ(漁の状況による)。営業時間は土曜13:00~17:00、日曜9:30~17:00(ともに売切れ次第終了)
【市立船橋高校JRC同好会(Junior Red Cross:青少年赤十字)】
佐伯先生の活動に感化された生徒たちが自主的に参加

JRC同好会は、2012年から宮城県気仙沼市大島で、仮設住宅と周辺地域で被災者の自家用車の洗車やワックスがけなどを行っている。阪神大震災、新潟中越沖地震でも復興支援活動を行い、東日本大震災では震災の年に5回、4年間で16回被災地に出向く顧問の佐伯先生や、卒業生。その復興支援活動をみて「自分たちも役に立ちたい」と部員の有志たちが参加した。また吹奏楽部出身などの卒業生たちからも参加表明があり、支援活動の輪が広がっている。


2013年8月は仮設住宅で被災者の車の洗車・ワックスがけを行った

気仙沼に打ち上げられた「第十八共徳丸」。現在は撤去し、工事が進行している

2014年には松戸徹船橋市長を表敬訪問。激励の言葉と船橋市の防災ベストが贈られた

【市立船橋高等学校】

住所 船橋市市場4-5-1
電話 047-422-5516

◆こんな活動もあります!

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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