2015年02月01日 配信

船橋市には副市長が2人いる。それぞれ市長の公務を分担している。
昨年7月に就任した黒田副市長とはどのような人物なのだろうか?

これまでの経験と総務省で培ってきた豊富な知識を、どのような形で船橋市政に活かしていくのか?
その人柄にふれながらこれまでの業務経験についてうかがった。

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これまでどのようなお仕事を経験されてきましたか?

総務省に入省してから最初のうちは人事管理や行政管理といった仕事を1年単位でいくつも経験させていただきました。最初に就いたのは、総務省人事局。ここで局内の窓口業務を1年間担当し、仕事の流れを勉強させていただきました。次に、内閣官房内政審議室(現在の内閣官房副長官補室)に1年。ここでは、各省庁(霞が関)から総理官邸にどのような形で情報が上がっていくのかを間近で見ることができました。その次に総理府公害等調整委員会。公害被害者と加害者の間に立って、紛争の解決・調停にあたっていましたが、3か月で異動に。その後、行政管理局で組織・定員査定の仕事を2年、総理府のPKO事務局に1年…といった形で転々としてきました。

今までで一番記憶に残っている仕事は?

2年目に経験した内政審議室での業務は総理が物事を決定していくプロセスを間近で見ることができました。また、船橋に赴任する直前まで就いていた行政評価という仕事は、法律で決まった助成金や補助金などの案件がどのように遂行されているか、どの程度効果があったのかを年に数本検証するという仕事で、一つの仕事をまとめ上げるという意味で貴重な経験でした。
それから、ベルギー大使館に勤務していた際は、日本を外から見て、世界においてどうプレゼンスを高めていくのかということを考える機会を得ることができました。

船橋での思い出はありますか?

スノーボードを始めたばかりの若いころ、人工スキー場のザウスに来たことがありますが、市街地をゆっくり見て回るという感じではなかったのでほぼ知識はありません。赴任してからアンデルセン公園に子どもたちを連れて行きましたが、1日中遊んでも物足りない様子で、素晴らしい公園だなぁと実感しました。

船橋の街のポテンシャルをどこに感じますか?

外から来た人間にどう見えるのか?という視点で山口横丁や仲通りなど船橋のいろんなところを歩いてみたいと思います。元々、地方出身なものですから、地方から日本を元気にしていくということに非常に興味があります。それから、私は三重の山育ちなので、海がある街がうらやましいです。私が「楽しい」とか「いいなぁ」と思うようなことは、一般の人もそう感じるはずです。皆さんと一緒に船橋の魅力を見つけ、それを更に高める仕事を一生懸命していきたいと思っています。

これまでの経験を市政にどのように反映しますか?

昨年から船橋市でも行政評価を導入し、3年サイクルで全政策をチェックしていくということですから、自己改善のサイクルを確立するという業務で、これまでの経験を活かしてきたいと考えています。

黒田忠司 氏

三重県出身 京都大学卒業
平成7年 総理府総務庁採用
平成8年 内閣官房内閣内政審議室 調査企画第一担当
平成9年 総理府公害等調整 委員会事務局総務課
平成11年 総理府国際平和協力 本部事務局
平成12年 総務省(総務庁)大臣 官房企画課企画調査第一係長
平成13年 総務省行政評価局 総務課 総括係長
平成14年 行政評価局客観性 担保評価PT上席 行政評価監視調査官
平成16年 在ベルギー日本国 大使館
平成24年 人事恩給局 公務員 高齢対策課 企画官
平成26年 行政調査局調査官

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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