日替わりランチ(1800 円)。※カキドリア(ホワイトソース)・サラダ・前菜・小鉢・漬物・カボチャのスープ・デザート付
家庭菜園で育てた野菜を使った身体に優しい「母親の味」
北習志野駅から徒歩5分、住宅街の中に位置する「隠れ家キッチン ア・ズーロ」。昨年7月からオーナーシェフの角田さん(67)の入院により一時休業となっていたが、リピーターから「早くア・ズーロの料理を食べたい」との強い要望があり、9月に再開した。
角田さんが同店を開いたのは7年前。料理を食べることと作ることが大好きで、かねてからの夢だった「健康で笑顔になれる家庭料理の店」をコンセプトにオープンした。「小さい頃から母親に素材の味を活かした料理を食べさせてもらって、勉強になりました」と角田さん。
約40坪の店内にはカウンターとテーブル合わせて25席を用意。近隣に住む40代以降の女性をメーンににぎわっている。また、東日本大震災以降、被災地に売り上げを寄付する雑貨販売コーナーを設置。市内の福祉団体や作家の作品を販売し、年間約10万円を寄付しているという。
料理に使う野菜は店の裏庭に作った家庭菜園で育てたもの。大根、ニンジン、クレソンなど10種類以上を育てている。そして、初めての来店客が必ず目を奪われるのが盛り付けの鮮やかさ。生け花の資格を有している角田さんは、そのセンスを料理に限らず店内のインテリアディスプレイにも発揮する。
日替わりランチ(1800円)は数量限定のため、早期に売切れになることもしばしば。他にも、国産神戸牛を使用した手作りハンバーグ(1480円)や、しゃけとイクラの石焼じゃこごはん(1480円)、築地直送・まぐろのイタリアンソテー(1680円)など6種を用意する。いずれもサラダ、前菜、ドリンク付きだ。
「お客さんが“ただいま”と言い、私たちは“お帰り”と迎えるような関係を築けるお店でありたいです」と角田さんは笑顔で語る。
ア・ズーロはイタリア語で「鮮やかな青」という意味。 テーマカラーに合わせて統一された店内 |
売上は被災地へ寄付される 販売コーナーを店内に設置 |
大根・ニンジンなど10 種類以上を育てている菜園 |
隠れ家キッチン ア・ズーロ |
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