2015年02月01日 配信

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◆地域力で高齢者、障がい者、高齢世帯を守るために

船橋市独自の共助による有事における福祉ネットワーク「安心登録カード」の取り組みが各方面から注目を集めている。船橋市内で暮らす高齢者、老老介護世帯、障がい者など要援護者と呼ばれる市民を、災害時や緊急時に、地域の共助で救援、支援を行いやすくするためのもので、船橋市社会福祉協議会が主導し事業を推進している。

かつては、隣近所で支援する仕組みが自然と機能していた。地域コミュニティの欠如が顕著になり、行政主導による申し出制での要援護者の登録制度がはじまったが、登録する情報は名前や住所連絡先などの基本的なものにとどまった。有事に必要な情報として、基本情報の他に常備薬、障害の等級や親類・縁者の緊急連絡先、かかりつけ医や担当ケアマネジャーまで網羅する「安心登録カード」を普及させ、地域全体で要援護世帯を見守る仕組みをとろうと市社会福祉協議会が事業を推進してきた。

現在、要援護者9万人に対して登録は1万6000人。「近所の人たちにプライバシーを知られたくない」「まだ大丈夫」といった感情が登録を妨げる原因にもなっているというが、緊急時の必要性が見直され、登録者も増えはじめている。安心登録カードは基本的には自己判断で登録するが、代筆も可能。

◆船橋市社会福祉協議会

電話番号 047-431-2653
9時~17時、土・日曜、祝日、年末年始を除く

または

◆各地区の地区社 会福祉協議会

10時~15時(正午~13時は休み)

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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