2014年09月01日 配信

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7月1日、高根公団駅前に移転 新病院の施設とコンセプトは?

千葉徳洲会病院が7月から高根公団駅北口すぐ近くの高根台2丁目に移転、最先端の施設を導入した病院に生まれ変わった。
旧病院から新病院までは直線距離で約800メートル。新病院では、304床から391床へ増床。地上8階、地下1階建ての鉄筋コンクリート造り、敷地面積約3倍の1万8000平方メートルにした。延床面積では約4倍の4万3250平方メートルとなった。免震構造を取り入れ、非常用発電も配備するなど災害への備えにも力を入れている。
新病院では、がん治療と急性期医療に特に力を入れており、がん治療に関しては市内で初となる放射線治療機器「TrueBeamSTx with Novalis」を新設。同機器は、コンピューターが自動でガン細胞を正確に感知し、従来のものよりも細かくがん細胞を治療することができると言う。また、がん検査に力を発揮する「PET-CT」「SPECT-CT」も新設した。
さらに、「年中無休24時間、救急を断らない」という同医療法人の理念を実践すべくICU(集中治療室)を4床から12床に増床し、HCU(高度治療室)を20床新設。さらに手術室は4室から9室に増室し、急性期医療への対応力を高めた。検査とオペを同時に行うことができるハイブリットオペ室も開設する。
これまで千葉県内には緩和ケア病棟を有する病院が9病院166床だったが、今回の新病院では眼下に高根台団地の街並みを見下ろす8階に、24床の緩和ケア病棟を設置した。
そのほか、透析室も36床から50床に増床、病院1階にはコンビニエンスストアやカフェを併設、2階には和食のレストランも開設した。
移転に関して髙森院長は「旧病院は構造的に最新の放射線治療機器などを入れることが出来なかった。また、最近は4人部屋が主流なのに対し、8人部屋だったなど患者さまにご迷惑をおかけしてきた。また当院では、年間約5000台の救急車を受け入れているが、今後はもっと救急車を受け入れできるようになる」と語った。また、「これまでの医療圏を大幅に変えず、病院機能を拡張できる移転先を考えた時、高根台団地のこの場所が最善の選択だった」とも。

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[月~土]午前診 8001200(新患1130まで)

[月~金]午後診 13301530 夜診16301900

診療科により診療開始・終了、時間が頃なる場合があります。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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