船橋市内には二つの警察署があるが、
船橋警察署のトップとはどのような人物なのか?
警察人生の中でも最もゆかりの深い船橋市に戻ってきた中島氏。
警察署長としての立場から船橋市内について語ってもらった。
船橋市内での勤務は3度目だそうですね。
はい。昭和57~58年に船橋東署で警務係長として、平成14~15年には副署長として勤務しておりました。平成24年9月から船橋署の署長として赴任になって、船橋市での勤務は3度目となります。現在は、市内に住所を移し犯罪や災害などの際、急な呼び出しに対応できるよう休日も待機しております。
今までで一番記憶に残った仕事は?
まずは、昭和53年の開港警備が記憶に残っております。成田空港開港に合わせた過激派対策で、朝5時に自宅を出て、24時過ぎまで成田空港に出勤していました。この時は、3月開港のはずが、5月に伸びたので大変な思いをしました。
それから、平成7年のオウム真理教事件も記憶に残っています。当時は本部長秘書官という職務でした。長官が凶弾に撃たれるなどの事件があったので、公用車を防弾車に変えたりするなど一瞬たりとも気の抜けない現場でした。
最後に、40年の警察人生で最も記憶に残っているのは、平成12~13年の警察改革ですね。当時、警察不祥事の多発で国民のための警察として意識が大幅に転換したのを覚えています。
中島署長ゆかりの船橋は
私は、神社や仏閣をめぐるのが好きなので、船橋大神宮や御滝不動尊などはよく散歩で訪れます。官舎近くの龍神社や浅間神社などもお気に入りの場所ですね。毎晩5キロほど散歩をするのですが、その際にいろいろと見て回っています。
市民に向けてメッセージを
市内では振り込め詐欺の被害が昨年の約2倍と増えています。管内では3月末時点ではすでに7500万円を超える被害が出ています。「電話番号が変わった」「風邪で喉の調子が悪い」「自分は取りに行けない」こんな話が出れば詐欺と思って間違いありません。最近ますます手口が巧妙になっていますので不審に思ったらすぐにご相談ください。(船橋警察署 生活安全課 TEL:047-435-0110 内線266)
中島保夫 氏
・千葉県いすみ市(旧大原町)出身 |
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