2014年01月01日 配信

市危機管理課に配属されている危機管理監
自然災害などの様々な危機に関する専門家とは

東日本大震災を受けて地震や風水害などの自然災害、
事故などの有事に備えた防災計画の見直しが迫られている。
危機管理監配属から9 ヶ月、市の防災計画は今どうなっているのだろうか?

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危機管理監とは?

東日本大震災を受けて、自然災害をはじめとした様々な危機に対する知識と経験を有する専門職が求められるようになりました。災害発生時には、本部長(市長)、副本部長(副市長)への助言及び防災関連機関等への連絡や協力要請、平時は、地域防災計画や各種計画の修正及び立案、市民への防災意識向上のための計画や訓練等の指導、職員に対する防災・危機管理意識向上のための教育などを行います。

配属から9ヶ月余り、現在の進捗状況は?

まず、地域防災計画などをより実際的なものにする為の見直しを実施しております。また、船橋市における自然災害以外での健康危機、環境危機、重大事件やその他の危機に際して、初動を担当する部署がはっきりしていないものについて、その所管部署をはっきりさせ、さらに、市としての応急対策を適切に行うための考え方を定めておく計画の策定を進めております。
これまでに、市内の小中学校長、PTAの役員、商工会議所の役員、ライオンズクラブの会員の方などに対して防災講話を行ってきましたが、当市の皆さんの防災意識と日頃からの災害への備えが必ずしも十分ではないように感じております。その背景として、幸いにも船橋市はこれまで大きな自然災害に遭わなかったためと思っています。東北での災害派遣で大変悲惨な状況を目の当たりにしまして、また、船橋市も将来的に大地震や大きな風水害に見舞われる可能性もあることから、日頃から住宅の耐震補強や家具の転倒防止、更には最低でも3日分の水や食料の備えなどを行って頂きたいと思っています。万が一、大きな自然災害が発生したならば、自分の命は自分で守るとの強い意識と行動で家族同士で助け合い、更には、災害時要援護者などを含めて近所同士で助け合って頂きたいと思っています。阪神・淡路大震災でも、「自助」と「共助」で約95%の人命が救われたとのことです。

船橋のここがお気に入りという場所は?

散歩やジョギングで時々訪れています海老川が気に入っています。以前は、暴れ川として市民を苦しめたと言われている川ですが、昭和61年に激甚災害対策特別緊急事業の指定を受け、治水工事を行ったおかげで現在はほとんど水害が無くなったと聞いております。
景観の良さもさることがなら、暴れ川だった海老川が現在では市民の憩いの場所になっているというのは感慨深いですね。

201401_andou_pf.jpg 安藤 正一(あんどうしょういち)

・昭和33年1月 北海道富良野市生まれ
・昭和55年 陸上自衛隊に一般幹部候補生として入隊
・平成21年 東北方面総監部監察官
・平成23年 東日本大震災の災害派遣に従事
・平成23年 第11旅団副旅団長兼真駒内駐屯地司令
・平成25年 陸上自衛隊を退官
・平成25年 4月より現職< /td>

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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