2013年11月01日 配信

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船橋市の医師や福祉関係者で構成されている「船橋市地域福祉・介護・医療推進機構」が9月29日に地中海レストランSEASONS(船橋市本町4 ・1・15)で「おいしく食べられる減塩食メニュー」を発表した。
この日発表されたメニューは、前菜、メーン、ごはん、デザートの4皿。それぞれが、塩コショウなどの調味料をほとんど使わずダシや香辛料を使用するなど工夫して作られた料理。前菜は、「ラタトゥイユ(野菜のトマト煮込み)」。塩分を控えめに使用する代わりにレモンを使用して香りや酸味で味付けをしている。メーンは、「鶏もも肉のハニーマスタード焼き」と「きのこのマリネ」。オリーブオイルを使用してカロリーを抑えるとともに「こげ」を活用して香ばしさで食欲をそそる。
ごはんは、枝豆のだしを使用した「枝豆ごはん」。かつおだしと枝豆の茹で汁を活用している。デザートは、ほのかに大豆の甘味を感じることができる「豆乳プリン」。ココナッツミルクとラズベリーソースで味付けをしている。コースで食事した場合、総カロリーは694キロカロリー、塩分量は2グラム。

◆市内各所で減塩メニューの提供も視野に

同機構によると、「理想的な塩分摂取は1日6グラム程度。1食あたり2グラムが最適。少なすぎてもいけない」という。今後、同機構でも市内の飲食店で同様の取り組みに興味のある店舗を集め、講演会などを行いながら減塩メニューを提供する店を増やしてゆく考えだ。
この日減塩メニューを試食した女性は、「病院食と同じような塩分なのにおいしい。一般の飲食店でも今回のような減塩や低カロリーのメニューを用意してほしい」と語った。
今後、SEASONSを運営する快美インターナショナルでは、「他店舗でも低カロリーや減塩食を展開してゆくことも視野に入れている」。また、同機構は「低カロリー食」に関するシンポジウムも10月27日に開催する予定。

 

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