藤代孝七前市長からバトンを受け取った松戸氏
長年の行政手腕を活かした市政に期待がかかる
船橋市政70 余年の歴史で初。はえぬき職員が市長に就任。
行政マンとしての経験に民間の知恵を加えた新しい取り組みとは!?
市職員時代はどのような経歴をお持ちでしたか
最初の配属は、教育委員会の社会教育課・文化係(現文化課)という部署で市華道連盟や茶道連盟、市写真展の立ち上げなどに携わらせていただきました。職員生活の最初に「市民の為にどうするのが良いのか」を先輩職員から教わりました。その後、浜町公民館勤務を経て、広報公聴課、秘書課と貴重な経験をさせていただきました。
どのような市政運営を考えていますか?
ひとことで言えば「子どもから大人までみんなが元気なまち」。人材・素材を発掘して結びつけていくことで新しい力が生まれてきましたが、それを伸ばしていきたい。皆さんが自分のまちを「大好きなまち」と誇りに思えるような、街づくりをしていきたいです。
具体的には?
まず、「情報発信力」を強化したい。市民に知られていない船橋市の魅力を発信していく。まず、「市民に対するシティセールス」があって、全国のメディアに対する生きた情報発信ができると考えます。「船えもん」と「ふなっしー」のように堅実な仕事をどっしり構えて行っていく「行政」と、躍動感のあるワクワクする情報を伝えていく市民の皆さん。両方が引き立てあっていく事で強烈にアピールできる力を発揮できると考えています。
新年度に向けて民間経験のある広報担当者の採用を準備しています。どういった方が適切なのか、どういう人材が市役所にいることで情報の橋渡しが上手くいくのか検証中です。
初登庁での挨拶は?
「市民の力をいかす行政」を目指すことを話しました。現在実態に則していない部分やニーズにあっていない部分などを見直して、本当の意味での市民参加を促していきたいです。
現在、市で行っている事業にも企画段階から、もっと市民の皆さんに参加していただける方法を取り入れます。失敗を恐れて萎縮してしまいがちな職員に新しいものに挑戦しやすい環境を整えてみたいと考えています。その為には、人事制度も見直しが必要になるでしょう。一生懸命に職務を遂行している職員が評価される仕組みを導入し活性化を図っていきます。
副市長時代、街で市民の方とよく話をされていましたが、市長になってからは?
市長になったからと構える必要はないと思います。みなさんと意見を交わす機会をたくさん持ちたいと思います。普通の感覚を持った市長としてみなさんと一緒にまちづくりを進めていきたいです。
松戸徹(まつど とおる)
・昭和29年 11月生まれ |
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