2013年06月01日 配信
門主 / 竹田明秀氏
先祖供養
サンスクリット語で「尊敬」を表すプージャーから来た言葉
仏様やご先祖様などに感謝し、供物を捧げ祈ることを指す
インターネットが発達し情報が蔓延している現代、先祖供養について検索してみると、色々なサイトがあらわれます。しかし、そのほとんどが「今不幸なのは先祖供養をしていないからだ」など、人の不安を煽る霊感商法まがいのものばかりです。
供養とは、サンスクリット語のプージャー「尊敬」から来た言葉で、仏様やご先祖様などに感謝し、供物を捧げ祈ることを意味します。つまり、相手に対する尊敬の念から供物を捧げ祈るものであり、畏怖の念からの貢みつぎもの物ではありません。ご先祖様は、自分の子孫が繁栄するよう見守ることはあっても祟るようなことはしません。ご先祖様は仏様のお力により、ご浄土にて楽しくお過ごしになっています。ご先祖様が浄土にて安らかに在られるのは仏様の御陰であり、当然その仏様に感謝し、仏様の教えに感謝し、ご先祖様に感謝し供物を捧げ祈るのです。
また、ご先祖様は、子孫の私たちが幸せで暮らしているか心配なのです。ですから、私たちはご先祖様に心配かけぬようご先祖様の教えを守り、ご先祖様に代わりこの世でしっかりと生きていくのです。それこそが本当の意味での先祖供養なのではないでしょうか。
合掌
◇萬徳院 釈迦寺 小室
お釈迦様の教えを宗旨とし、一宗一派にとらわれず、すべての方を受け入れる「みんなのお寺」として、広く門戸を開く。
住所 | 船橋市小室町3394-3 |
電話番号 | 047-457-5400 |
※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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