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船橋に古くから伝わる「ソースラーメン」（600円）。目黒さんは市内で「ソースラーメン」が話題になっているのを知らなかった。しかも、21時以降オーダーすると特典も。
昭和の香りが残る店内で船橋の味ソースラーメンを味わう
船橋市内、宮本や本町周辺に古くから住んでいる「船橋っ子」なら「あぁ！あれね」と懐かしむご当地の味「ソースラーメン」。塩でも味噌でも醤油でもなく「ソース」をベースにした茶色くてスパイスの効いたスープが特徴だ。ここ数ヶ月、ご当地の味として注目を浴びている「ソースラーメン」を味わえる隠れた店の一つが龍鳳だ。
店によって内容の変わるソースラーメン。同店のそれは、具にシャキシャキ食感を残したまま炒められたキャベツと豚肉を使用。麺は焼きそば用のものを使用し、モチモチとした食感と短めにカットされた麺が特徴。さながら、ソースの量が多くなった焼きそばといった雰囲気のラーメンだが、このスパイスが効いた酸味のあるスープが意外とくせになるのだ。
龍鳳飯店は、高度経済成長期の日本を象徴する気軽に入れる「街の中華定食屋」といった趣きを持つ。オーナーは、伊藤かず子さん（66）。料理人として働く目黒さんの実姉にあたる。昭和63年12月のオープンから2度の移転を経て現在の場所に落ち着いたのだ。
メニューには、定番商品の「ラーメン」（450円）や「肉そば」（680円）などに紛れて、変り種の「カレーラーメン」（600円）「さんまー麺」（670円）なども並ぶ。「さんまー麺」は先代の料理長が得意とした同店の看板メニュー。横浜で修行した時代の名残だという。
21時以降に麺類を注文すると「半チャーハン」が、ご飯物を注文すると「半ラーメン」がついてくるうれしいサービスも実施中。
 ちょっと太めで、短目にカットされた麺が特徴的。スープはちょっとスパイシーなのが特徴 |
 マンガがあり、ランチの定食がある。昔からの馴染みが集まるから安心のお店。 |
 街角の中華飯店に船橋ご当地の味や珍メニューが隠れている |
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料理人／目黒良明さん |
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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください
