2012年08月01日 配信

みなさんは「普通」という言葉を聞いて
どのようにうけとめますか?


「普通」とは、当たり前に生きていける社会の事

普通の人とは異なる方々は、「障害者」という1つの枠で括られてしまいます。

出産して初めて我が子を見た時、五体満足に生まれてきてくれて良かった!普通に育ってくれて良かった…。そんな事をよく言いますよね。今どきの若い子たちの間でも、「普通においしい!」とか「普通に笑える!」なんて「普通」と言う言葉が様々な意味合いで使われていたり…。この何気なく使っている「普通」って何なんだろう…???疑問に思います。

私自身にも、知的に重度のハンディを持つ自閉症の子がいます。確かに私も、この子が生まれてこなかったら、福祉業界に足を踏み入れる事すらなかったことでしょう。身近に感じられなければ、正直それ程深く知ろうとも思わなかったことでしょう。「大変ね!」「頑張ってね!」と言われる度に、ショックでした。子供を連れて、外に出るのも怖かった時期もありました。その頃からですかね。「普通」ってなんだろう?と思ったのは。大人の方でも自分の学歴を自慢し、人に対して優劣を付けたがり、自分の思考を一般的な基準として物事を強要し、それに沿わなければ罵倒し自分を正当化する…。こういう方を目の当たりにしていますと、ハンディを持っていようがいまいが、私達でさえ生きづらい世の中に感じてしまいます。自分を自画自賛し、普通=一般的な教養人であると自負する人であれ、どんな人だってたくさんの人に支えられて生きているのです。人は決して、一人で生きているのではないという事、やさしさや感謝の心を忘れてはいけないという事を改めて感じます。自助・共助・公助・そしてひとりひとりの心によって、誰もが暮らしやすい社会にしていかなければいけないと。

みなさんも身近に、ハンディを持つ方々を見かける事があると思います。そんな時にどんな感情を抱きますか?手を差しのべながらも、心のどこかではご自分と比べてはいませんか?みんな其々が持つ個性なんです。同じ人なんていません。世の中みんな同じだったら、逆に気持ちが悪いですよね。

キッズハウスCOCOでは、ハンディを持つ子供達の支援をしています。現在登録人数は90名。毎日20名程の子供達が元気に事業所内で過ごしています。ハンディがあるとは言え、成長段階にあるこの時期を大切に、そして自立に向けた支上村 久美子 さん(右)黒澤 環 さん(左)一般社団法人キッズハウスCOCO41理事長スタッフ援を心がけています。子供達はストレートにぶつかってきます。うれしい時には屈託のない笑顔で、嫌な時には体全体で表現してきます。本当に純粋で直向きで我が子のように可愛くって。

この子達にとっての「普通」とは、当たり前に生きていける社会の事。その社会を創るのは、私達ひとりひとり心の現れでもあると思います。普遍的な社会にならぬよう、温かく見守って下さい。そして私達はこれからも、子供達の為に活動を続けていきます。見学等の希望があれ
ば、随時受け付けております。

是非お気軽にお越しください!!

一般社団法人 キッズハウスCOCO

住所 船橋市行田3-2-13-101
電話番号 047(490)8787

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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