釣り好きな店主が自ら釣ってくる
新鮮そのものの魚介を堪能できる
店名の「神月」は、神田さんの「神」と当時の共同経営者「望月」さんの苗字から「月」の文字をとって名付けた。釣り仲間だった二人は「安くてうまいものを出す大衆的な居酒屋をつくろう」と夢を語り合い昭和62年に同店をオープンさせた。
宮城県出身で5歳から叔父と一緒に釣りに親しんできたという根っからの釣り好き。一時は、同店を母に任せ「釣りが出来る環境で暮らしたい」と、一家で八丈島へ移住し大きな借金を作ったこともある。どん底の中で「働ける事の喜びを知った」という神田さんの笑顔には曇りがない。
現在、同店で提供される魚のほとんどは、神田さんが釣ってくるものだ。プランクトンが豊富な東京湾で育った魚は「脂ののりもいいし、味もいい」(神田さん)と大絶賛。「目の前で『うまいね!』と言ってもらったら、疲れなんか吹っ飛んじゃうよね」とすてきな笑顔で語る。自分の気持ちに忠実で、食べる人の笑顔が見たくて釣りに出かけるという生活が大好きなのだ。
釣りは土日に出かけるため月曜日の来店がお薦めという。新鮮な魚介の刺身を味わえる。同店のもう一つの名物「島ずし(600円/5カン)」は八丈島に伝わる保存食。しょう油とみりんに漬け込んだ漬けネタをしゃりにのせる。同店では、「わさび」でなく「洋がらし」を合わせるのだが、独特の風味と瑞々しさがくせになる逸品だ。
房総産岩のりの味噌汁(300円)季節 によって旬なものを楽しめる |
旬な魚介の刺身盛り合わせ(1000円) 釣果や季節によって内容は変化する |
秋田県の小玉醸造が製造している 純米酒「神月」。 店名と一緒という縁に惹かれたという |
赤い提灯が目印 |
店主/神田明(あきら)さん 住所 船橋市前原西2-17-10 電話番号 047-478-9178 営業時間 17:00~24:00 定休日 日曜日 |
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