【プロフィール】
1984年2月25日生まれ O型
石川県金沢市出身 横浜育ち
船橋オートレース場所属
法政大学法学部卒業後、大手代理店に勤務し、団体営業をしていた元OL
バイク経験ゼロでOLから異色の転身をした44年ぶりの女子オートレーサー
7月30日に船橋オートレース場でデビューした、44年ぶりの女性オートレーサー坂井選手(31期)。
坂井選手は2007年に法政大卒業後、大手旅行会社JTBに入社し団体営業やツアーコンダクターなどを担当していた元OL。転機が訪れたのは08年末、友人に連れられ川口オートレース場で開催されたスーパースター王座決定戦を初観戦。音やスピードの迫力と優勝した永井大介選手の走りに一目惚れしたという。オートレース界では1967年に女子選手が引退して以来、男性のみを採用してきたが2007年の規約改正で女性にも門戸が開かれた。09年秋に選手募集の告知を見てすぐさま受験を決意。バイク経験ゼロで倍率50倍の難関を見事突破し10年9月養成所に入所、約9カ月間の訓練を経て今年3月に船橋オートレース場への配属が正式決定した。
デビュー戦では残念ながら8着と最下位の初出走だったが、8月21日に開催されたデビュー9戦目にして念願の初勝利を飾った。
バイク経験はもちろん原付にも乗った事がなかったという坂井選手は「とにかくオートレーサーになりたくて、今は走れる事が一番幸せです。今まではうまく・速くなりたいと自分の事ばかりを考えていましたが、以前より責任を感じています。結果を残して、女子でも活躍できるという事を証明し、女子レーサーが増えてくれたら嬉しい。最後まで諦めない選手・ハンデなしで戦える選手になりたい」と語ってくれた。
次回、坂井選手の出走は平成23年12月22日(木)~25日(日)の5日間出走する予定。
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