海神小学校弦楽部が、20年振りにコンクール受賞をした。およそ15年前、弦楽のみの構成の「弦楽部」となって以来、初めてのコンクール入賞だ。
4月に山崎緑先生が転任、同部顧問に就任した。それまで、着実に技量を高めながらもコンクールにエントリーする事のなかった同部の毎日は大きく変わった。練習時間は増え、練習日数も増えた。
今年4月以降の変化について、部長を務める山田美沙さん(6年)は「コンクールに出場する事になって毎日の練習に今まで以上の目標が出来た。(コンクールで会場中に響くような)大きな音を出せるように一層集中して練習するようになった」と話す。また、同じく6年生の岸本隼くんは、「先生が居ない時でもより高い目標に向かって、自主的に練習するようになった」という。
就任初年度にコンクールにエントリーする理由について山﨑先生は「子ども達にとってはいつでも『今』が一番大切なとき。大人になってから振り返る事の出来る『一所懸命にやった時期』を創りたかった」と話す。子ども達の一生懸命な姿に自身の学生時代を重ね、我が事のように親身になって指導する。「弦楽部に入部しなかったら毎日の生活にハリが無かったと思う」と同部6年の田村征雅くん。子ども達は変化を喜び、目標のある毎日に充実感を覚えている様子だ。
現在は、10月以降のコンクールや、11月19日に行われる海神小学校創立70周年記念イベントに向け、練習を行っている。
【海神小学校弦楽部】
顧問/山﨑 緑
部員数/46名
■TBS子ども音楽コンクール千葉県大会 優秀賞
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