2011年09月01日 配信

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「巨樹を守るだけでなく、生態系や人の生活まで全てを守る事が大切」


船橋を取巻く北総エリア中心に観察会実施。

のべ1758名が参加!

16名の有志が集まり2001年4月に設立された北総の森・巨樹古木研究会は、二年目には会員数60名を超えたという。今、熟年層で特に人気の高い巨樹・古木巡りを主催する同会を取材した。

市内を中心に巨樹・古木を巡る観察会には各回平均で50名ほどが参加。これまでに、近郊を散策する観察会を35回(のべ参加人数1758名)実施。その他、マイクロバスなどを使ってちょっと遠方まで足を伸ばすオプション観察会を10回(同265名)実施してきたが、募集開始後すぐに全て満員となる。

参加者の多くは、男性60代以降、女性で50代以降が主だという。観察会は、万全を期すため一年前から企画を練りはじめる。複数にわたる熱のはいった会議でコースを決め、トイレや休憩所、安全面など数回の下見を重ね入念な準備をする。「人がたくさん集まっても事故が起こってしまっては意味がない」と慎重に企画を実行する。

数年前、観察会や調査で発見した巨樹・古木を落とし込んだMAPが完成した。その際、「市内の巨樹・古木は自然の多い北部や東部ではなく、むしろ人口の密集している西部に多く残っている」という点に気が付いた。環境はそれを守ろうとする人の手があって初めて保護されるのだ。「巨樹を守るだけでなく森や、人間もその一員として生態系まで全てを守ってゆかなければ木を守る事はできない」と三沢代表。

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年に1回行われる観察会は人気が高くすぐに定員に達する

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観察会の前には複数の会議が行われる

【北総の森・巨樹古木研究会(巨樹研)】

代表/三沢博志  会員数/97名
事務局/船橋市上山町2-502-33(平沢信夫方)
電話/047-439-5165

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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