2011年02月01日 配信

かつては幕府献上用の漁場だった船橋。

漁業の伝統を今に伝える漁師達。

308_katarou.jpg

江戸時代には御菜浦として幕府献上用の漁場として栄えた船橋。
歴史ある漁業を今に伝える漁業組合の組合長に話を伺った。

漁業協同組合とはどのような組織ですか?

組合員180名余り。登録漁船約350隻。漁獲高に至っては、まき網漁2478t/年間、底曳網漁634t/年間、貝641t、海苔1024万枚(ともに平成20年)を誇る船橋漁港で働く漁師達の福利厚生、技術向上や共同購入、経済活動を円滑に行うための補助、荷捌き所や冷蔵庫の管理運営、海資源の有効活用などが主な仕事です。

船橋と漁師との関係は?

船橋は宿場町や漁業海運業を中心に発展してきた船橋村。交通の要所であり、物流の要であった。江戸時代には幕府へ魚介類を献上する漁場『御菜浦(おさいうら)』として発展してきた。その頃から今でも漁師のDNAは脈々と引き継がれている。

これからの船橋市の漁業は?

我々、都市漁民が生き残ってゆくためには、生産物の付加価値を高めてゆかなければならない。海を一番知っている漁師が海を活かして陸の人々を楽しませる。海に親しんでもらうサービスを提供してゆく事が必要だろう。「漁師がいてよかった」と思ってもらえるよう努力してゆくつもりだ。

船橋市を語る上で欠かせない『三番瀬』とは?

その生態系が貴重な資源。都市近郊にあってこれほど生物の多様性が残されているというのは珍しい。船橋漁業の主な漁獲物としているスズキもエサとなる小魚がなければ漁場から去ってしまう。三番瀬を守ることが船橋市の漁業を守ることにつながるのだ。

また、地球を学ぶ環境教育の上でも、『地球全体の生態系を体感できる』という三番瀬の環境は保持すべきものだと考えている。

308_katarou2.jpg

大野氏は海を楽しむ様々な企画を実践している。
(写真は2011年のサンライズクルーズの様子)

308_katarou3.jpg

【プロフィール】

大野一敏(おおのかずとし)

・昭和14年 3月生まれ

・昭和29年 船橋市立宮本中学校卒業

・昭和32年 県立千葉工業高等学校機械科卒業

・昭和32年  株式会社太平丸入社

・昭和60年~平成2年 船橋市漁業協働組合 代表理事組合長

・平成18年~現在 船橋市漁業協働組合 代表理事組合長

MyFunaの最新情報はこちらから
関連キーワード
情報スクランブル

情報スクランブルの記事一覧へ

加盟店・店舗ブログ

加盟店・店舗ブログ一覧へ