2011年02月01日 配信

宇宙人、もっと正確に言うと地球外知的生命体の探査(SETIと呼ばれています)はどんな方法で行われているかお話しましょう。

探査には二つの方法があります。第一の方法は地球から宇宙に向けて電波を発信するか探査機を飛ばす方法です。今までにこの方法を用いた例は1974年カール・セーガン(米国の著名なSF作家であり宇宙生命科学者)がアレシボ天文台からM13(2万4千光年離れています)に向けて電波図形を送りました。しかし、返事がくるのは早くても5万年後です。一方、NASAは1972年探査機パイオニアを1977年ボイジャーを打ち上げました。これら探査機は太陽系惑星の探査を終えて現在太陽系を離れて宇宙を漂っています。探査機には色々なメッセージを乗せているのでどこか宇宙人のいる星にたどり着けば返事が来る可能性があります。しかし、返事が来るのはいずれも早くて4万年後です。

第二の方法は宇宙から来る信号を受信するという方法です。1960年フランク・ドレーク(米国の天文学者でドレークの式で有名)がオズマ計画でタウ星(10.8光年離れています)に向けて電波受信を行いました。しかし、何のメッセージも受信できませんでした。1979年ポール・ホロビッツ(米国ハーバード大学教授)がMETA計画で映画監督のスピルバーグの援助により今でも受信が続けられています。今までに三回ほど宇宙からの電波を受信していますがメッセージといえるような内容ではありませんでした。今こうしている間にも宇宙人からのメッセージを受信するかもしれません。

第一の方法と第二の方法を比較するとそれぞれ長所短所があります。第一の方法は返事が来れば確かに宇宙人からのものと判断できます。しかし、短所はあまりにも時間がかかることです。一方、第二の方法は今すぐにでも宇宙人の存在が確認できます。しかし、宇宙のどの方向からいつメッセージがくるのか判断することが非常に難しい欠点があります。

次回は火星探査について述べます。

日本宇宙少年団千葉コスモス分団では常時団員を募集しています。希望者はホームページを参照してください。

http://www005.upp.so-net.ne.jp/Chiba-Cosmos/

 

 

【筆者プロフィール】

小池惇平(こいけ・じゅんぺい)

昭和18年長野県生まれ。元国立大学法人東京工業大学教官。

現在青山学院大学非常勤講師。
日本宇宙少年団千葉コスモス分団団長。専門は宇宙生命科学。

理学博士。船橋市宮本在住。

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