2010年12月01日 配信

ゆったりと親子で過ごせる 「今」を楽しんでほしい

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しょうがい児の放課後を楽しく豊かに

しょうがいのある子どもたちは、ともすれば「学校と家との往復だけ」の生活になりがちです。ママたちも、なが~い夏休みにはグッタリ。

そこで、とにかく「集まって、遊びに行こう!」というのが「まんぼうクラブ」です。夏休みや土曜日などに、カラオケ、ボーリング、映画や遠足に行ったり……友達、スタッフや地域のボランティアさんと楽しみます。家でのんびりしたいママは子どもだけ参加させて。親子で楽しみたい人は親子で。きょうだいやパパが参加することもあります。

10月の行事は「陶芸教室」でした。しょうがい者の作業所「石陶房」の方が教えに来てくれて、お皿、カップなどワイワイと作りました。“先生”の一人は、なんと、まんぼうクラブの先輩!すっかり成長した姿に、スタッフは感激し、ママたちはわが子の将来の姿を重ね合わせました。

親子ともに、いろいろな人とつながりつつ、のんびり、楽しく……と願っています。

週に一度の「こあらっ子幼児教室」

一人で悩んでいるママは、しょうがい児のママだけじゃないはず。遊び相手やママ友が少なかったり、子育てに自信がなかったり、何か子どもに心配ごとがあったり……そんなママたちが、子どもと楽しく遊んで過ごせる場を、ということで、「こあらっ子幼児教室」と「ママとこどものへや」を新たに今年の四月にスタートさせました。

「こあらっ子幼児教室」は、赤ちゃんから幼稚園入園前までの親子教室。教室には本物の台所のようなままごとセット、子どもの発達を考えて作られたヨーロッパ製の積み木など、良質のおもちゃをたくさん用意しています。七夕、お月見などの季節の行事。パネルシアターや手作りカードでお祝いする誕生会。親子で身体を動かしながらうたうわらべうた。保育者が読み語る絵本や紙芝居、新聞紙をびりびりに破ってみんなで投げっこしたり……、週に一度、八組の親子が通ってくれています。

親子で「今」をゆっくり楽しんでほしい

私たちが大切にしたいと考えているのは、ゆったりと親子で過ごせる「今」を楽しんでほしいということ。ネットに情報があふれる現在ですが、ママたちがふと感じる孤独感や、「離乳食を食べない」「お友達におもちゃを貸してあげられない」といった具体的な悩みや不安をやわらげてくれるのは、わが子を知っている身近な人たちとの関係ではないでしょうか。

こあらっ子は少人数の教室だからこそ、わかり合えることがたくさんあります。ママが気付かない子どもの一面を、他のお母さんや保育者が教えてくれたり、わが子以外の子と遊んでみて、小さな発見があったり。

そして、そんなふれ合いの中から、「~ができる・できない」というくらべ合いではなく、みんなが互いの成長を喜べる関係が熟成されていくといいな、と思います。

発達や育ちに心配のある子も・ない子も、みんな大切な「仲間」です。

誰でも参加できる「ママとこどものへや」

「ママとこどものへや」は、月に一度、こあらっ子幼児教室のおもちゃを地域の親子に開放する遊び場です(高根台地区社会福祉協議会と共催)。無料で当日自由参加です。水遊びなどのイベントを行うこともあります。スタッフには臨床心理士もいますので、「言葉が遅めかも?」など、心配ごとのある親子も、どうぞ相談がてら、遊びにいらしてくださいね。

仲間とつながりあって育ち合う

しょうがい児の遊びの支援と、子育て支援。「NPO法人まんぼう」は2つの事業を軸としていますが、「子育ての悩みは一人で抱え込まず、仲間や、地域の人たちと、ゆる~く支え合いながら」「今をゆっくり楽しもう」という点では同じです。

しょうがいがあっても、なくても、ママと子どもたちの笑顔を大切に、応援していきたい。

また、安心して子どもを育て、子どもが成長できる環境づくり、育ち合える仲間とのつながりをつくっていきたい……課題もたくさんあって日々勉強だと感じていますが、参加してくれる子どもたち、ママたちから元気をもらって、頑張っています。

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NPO法人 まんぼう
・まんぼうクラブ ・こあらっ子幼児教室

船橋市高根台6-31-15
☎047-466-1864
【mail】manbou@cf7.so-net.ne.jp
【URL】http://www010.upp.so-net.ne.jp/manbou/

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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