2010年08月01日 配信

uma1.jpg馬との信頼関係、スタッフとの信頼関係が
強い馬を育てる条件

船橋競馬場には、専属の調教師が39名ほどいてそれぞれ厩舎を抱えている。阿井厩舎は船橋競馬場の調教師のひとり阿井正雄さんが経営する厩舎だ。阿井さんは、騎手の経験を経て調教師となり厩舎を持つことになった。

厩舎の1日は早く、深夜2時に始まる。馬の健康管理から始まり手入れ、運動など様々な仕事があり、午前9時ごろまで馬の世話をする。
阿井厩舎には、専属スタッフが4名、調教している馬は9頭、決して大きな厩舎ではないが馬への情熱はどこにも負けないという。

厩務員は、それぞれ決まった馬の管理を任せられる。朝厩舎へ向かうと、それぞれの馬は担当の足を聞き分け鳴くという。馬と人、お互いの信頼関係が合って成り立つ仕事だ。厩務員として一人前になるのには、馬の世話だけで1~2年、管理や調教となれば、馬の状況を見極めコンディションを保たなければならないので一概にはいえない、馬は一生涯の勉強という。常に馬中心の生活をしていかなければ成り立たない商売だ。常時馬のコンディションを考えて管理しているが、レース馬ともなれば過酷な運動が要するので、怪我をする場合もある。「馬の怪我がなによりも辛い」と厩務員。

「先日も当舎で調教している“ガアべ”という馬が一着になりました。そんなに大きな馬でもないのですが、優勝候補間違いないという本命を負かして一着になった時はうれしいかった」と阿井さん。

強い馬を育てる秘訣は企業秘密とのこと、いかにレースに向け馬のコンディションを上げていくこと。それは、馬との信頼関係、厩舎に関わるスタッフ同士の信頼関係が強い馬を育てているのではないだろうか。
阿井厩舎では、馬主も募集中とのこと。馬主になる条件は、年収500万円以上で馬主登録が条件という。

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写真左から/調教師の阿井正雄さん、齊藤克彦さん、
白井秀行さん

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【船橋競馬場 阿井厩舎
調教師/阿井正雄
☎090-9380-4462(白井)

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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