2010年07月01日 配信

7sekome1.jpg医療法人社団誠馨会 セコメディック病院
脳外科医師/景山雄介病院長

病気の早期発見や早期治療が大切。脳の病気は
早期発見で未然に防げるケースが多いと言われている。

プロ野球・読売巨人軍の木村拓也コーチがくも膜下出血で急死したというニュースはまだ記憶に新しいでしょう。37歳の若さでの他界は衝撃的でしたが、くも膜下出血は脳卒中といわれる病気の中でも比較的若い世代、特に働き盛りの50代前半での発症が多く、時には10代で発症している例もあります。通常の脳出血や脳梗塞は60歳以上に多くみられる事からみても若い世代に多い病気だといえます。

くも膜下出血とは、ほとんどの場合予め脳の血管に動脈瘤という「こぶ」ができ、あるとき突然に破れて出血します。ところがこの動脈瘤、できているだけでは何も感じません、基本的に自覚症状はないのです。動脈瘤ができる、できないは個人の特質に起因しますが、破裂するかしないかに関しては生活習慣が影響するとみられています。疲労や過度なストレスを抱えている場合、喫煙などは注意が必要です。

動脈瘤の芽は、若い頃から持っている場合があります。ところがMRI、脳血管撮影といった脳検査をうける機会が少ないため、発見されるのは50代以降になることが多いのです。また、動脈瘤は男性よりも女性にできる事が多いです。女性は男性の倍くらいの割合で動脈瘤を持っていることがわかっています。

また、くも膜下出血の発生は、年間通じて10万人に対し10人程度ですが動脈瘤を持っているのはその10倍や100倍ではきかないといわれます。

くも膜下出血は、一度発症してしまうと手のつけようがないこともあります。早期に動脈瘤を発見することで破裂しないように手を打つことはできます。生活習慣を改善することでくも膜下出血の発症を予防出来る可能性もあります。各病院で実施している脳ドックという脳の検査プログラムで脳卒中、脳梗塞、脳出血などの兆候を発見することもでき病気の予防や早期発見に役立てることができます。

是非一度、脳外科の専門医による脳ドックを受診することをおススメします。

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最近はカメラに凝っているという景山さん。

被写体に電車を選びテーマや

シュチュエーションにこだわり撮影している。

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医療法人社団誠馨会
セコメディック病院
船橋市豊富町696-1
☎047-457-9900
http://www.secomedic.gr.jp/

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http://www.secomedic.gr.jp/yoyaku.htm

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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