2010年06月01日 配信

リハビリテーションで、ご自分らしい生活を!

fukushimatsumoto1.jpg介護老人保健施設フェルマータ船橋 支援相談員
松本 倫さん

 
 
 現在、わが国は超高齢社会を迎え、高齢者の人口は増加の一途を辿っております。加えて、総人口の減少や少子化といった様々な因子がある中で核家族化が進み、高齢者世帯、あるいは高齢者単独世帯が急増しています。高齢者が高齢者を介護しなくてはならない、いわゆる老老介護というのが大きな問題ともなっています。老後の最大の不安である「介護」を社会全体で支える仕組みとして、平成12年4月より介護保険制度がスタートし、今年で10年が経過をいたしました。
 
 
■介護保険の施設とは
 
 
 介護保険に係る主な施設として、介護老人福祉施設と介護老人保健施設があります。介護福祉施設とは特別養護老人ホームや特養とも言われ(船橋市内には現在16件)常時介護が必要な状態で、ご自宅での生活が困難である方が入所できる施設です。主に生活をする場としての役割があります。ご自宅での介護が難しいと考えられている方は非常に多く、施設不足も合わせて、その待機者数は膨大に膨らみ、全国におよそ42万人(平成21年12月現在)がいるとも言われています。
 
 
 もう一方の施設、介護老人保健施設は老健施設と言われています。(船橋市内には現在11件)お身体の状態が安定され、入院等治療を必要としない方々に対し、介護・看護・リハビリテーションといったケアを行ない、家庭への復帰を目指していく為の施設です。
 
 
 介護老人保健施設の役割は以下のとおりです。
 
 
①包括的ケアサービス施設
②リハビリテーション施設
③在宅復帰施設
④在宅生活支援施設
⑤地域に根ざした施設
 
 
 通常、入所期間は3ヶ月から長くても半年程度で、その間にリハビリテーションを行ない、家庭に帰る為の準備をしていきます。しかし、家庭へ帰ることが出来ない方々が、次の行き場をなくしていることで入所期間は長期化し、特養同様に待機者数が多いのが現状です。現在、老健施設は第2の特養とも呼ばれ、特養へ入所するまでのつなぎとして利用される方が多く、本来の役割を果たすことができていないことが問題ともなっています。
 
 
■フェルマータ船橋
 
 
 当施設は、平成10年7月に開設をした介護老人保険施設です。隣接する船橋整形外科の「医療法人社団 紺整会」が運営をしております。
 前述したように入所者されている方の長期化という問題を抱えながらも、現在は「在宅復帰・在宅支援」を施設のテーマとし、病院等からご家庭へ帰られる方や、ご家庭で生活をされている方に対して、介護や看護、リハビリテーションといったケアをしていくことに重きを置いています。また、今後は施設だけでなくご家庭においてもリハビリテーションを行なっていただこうと、訪問リハビリテーションも行なう準備を進めています。
 
 
■自己紹介
 
 
 自己紹介が遅れましたが、私は平成14年に紺整会へ入職し、それから福祉の道を歩むこととなりました。現在従事している支援相談員という仕事は、主には「利用されている方の相談を受ける」という役割ですが、例えると施設利用の際の「ガイド役」であり、また「施設の顔」とも言えます。利用されるご本人、ご家族から直接の希望をお伺いし、一人ひとりが、自分らしく生活をしていただく為、施設内での相談はもちろん、スムーズな家庭復帰へ向け福祉事業所や医療機関との連携も取っていきます。介護を直接するわけではありませんが、介護に関して不安を持っている本人や家族に対して、適切なアドバイスやお手伝いをすることで、その人の生活をより質の高いものに変えていくことのできる大変素晴らしい仕事です。そういった魅力が、この仕事を選んだきっかけでもありました。
 
 
■何かお困りのことがあれば
 
 
 介護に関するお問い合わせがございましたら、お気軽にフェルマータ船橋までご連絡をください。施設利用やその他介護保険等についても、支援相談員や介護支援専門員(ケアマネジャー)が対応させていただきます。


 

  

 

fukushimatsumoto2.jpg

 
 
【医療法人社団 紺整会】
介護保健施設フェルマータ船橋
TEL/047-425-5581

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

スポンサードリンク

MyFunaの最新情報はこちらから
関連キーワード