現在89カ国出身の方々が
外国人登録している街「船橋」
そのような状況で船橋市国際交流協会は
どのような活動をしているのだろうか?
――船橋市国際交流協会とは
どのような組織なのですか?
会長 船橋市には89カ国、1万1681名(平成21年10月1日現在)もの方が外国人登録をされています。つまり市民の約2%はいわゆる外国人ということになるのですが、これらの方々と市民の交流・共生をサポートしているのが船橋市国際交流協会です。
代表的なものとして
①姉妹・友好都市であるヘイワード市(昭和61年より姉妹都市)、オーデンセ市(平成元年より姉妹都市)、西安市(平成6年より友好都市)との交流
②国際交流のつどい(各国の文化紹介等を行う交流イベント)
③外国人に向けた日本語教室の運営(現在市内に7ヶ所、約350名の生徒が受講)
④生活情報紙”YOKOSO” to FUNABAHI(日英中の三ヶ国語併記)発行
⑤市役所内に外国人相談窓口を設置(毎週月・金曜/10時~16時)
⑥災害時外国人サポーター養成講座
などが挙げられます。協会は今年設立22年目を迎え「多文化共生」「市民交流」「草の根交流」の担い手として更なる事業内容の充実を図っていきます。
――船橋市国際交流協会の今後の目標は何ですか?
会長 市民と外国人とが共生して明るいまちづくりをしてゆけるようになることが最終的な目標。近隣の市と比較しても、国際交流に関しては船橋市が一番活発且つ大規模。人と人の心が触れ合う日本語教室のような活動にもますます力を入れてゆきます。また、応急救護の資格を外国人にも取得してもらい、ともすれば災害弱者になりがちな外国人を逆に地域の支援者としてゆく活動を行っています。
――市内で思い入れのある場所は?
会長 12年前、58歳の誕生日前日に心筋梗塞で倒れました。医療センターに運び込まれたと同時に意識を失い、心不全で明日まではもたないだろうとの診断を受けましたが、医療センターの優秀なスタッフのお陰で生きながらえることができました。船橋市に助けてもらった命なので船橋市のために使いたいと思っております。
田村泰一(たむらたいいち)
昭和14年2月 東京都墨田区生まれ
昭和36年 明治大学政治経済学部卒業
昭和43年 株式会社京葉PRセンター設立
船橋市海神に事務所開設
代表取締役社長に就任 現在に至る
平成10年 船橋市国際交流協会 副会長
平成20年 船橋市国際交流協会 会長
※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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