2009年10月01日 配信

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自分を知り、自分を好きになる。 

 

県内では文句なしのトップクラス、2007年には吹奏楽の甲子園と言われる普門館へ出場。マーチング全国大会への出場経験もある市立船橋高等学校吹奏楽部。

8年前、高橋健一教諭が赴任するまでは「野球部、サッカー部など運動部の応援が活動の中心だった」と当時の部員は語る。高橋教諭は応援だけではなく、音楽を表現することの素晴らしさを伝えたいと当時の生徒と奮闘。技術向上には自己の心を解放すること、自己の殻を打ち破ることが大切であると考え、一見、楽器演奏とは無関係に見えるYOSAKOIソーランに目をつける。社会人のYOSAKOIチーム北天魁と共に練習。大人との接点を持つ。これが功を奏し、部員の楽器の技術は飛躍的に向上。今日に至る。

活動の中心軸は、あくまでも人間陶冶。十代の時に、様々な感じ方、考え方を持つ相手と向き合うことが何よりも大切である。相手と向き合うことによって自分を知ることができる。それは教科書には書いていない生きる上でとても重要なこと、と熱く語る高橋教諭。コンクールも、YOSAKOIも、マーチングコンテストも、12月に行われる定期演奏会も目的ではなく、あくまでも手段にしか過ぎないときっぱり言い切る。目的は、ただ一つ「自分を知り、自分を好きになること」いつまでも耳に残った言葉である。

今年の3年生45人。入部当初から誰一人辞めていないという。もちろん2年生も、1年生も総勢126人、誰一人辞めていない。それが市立船橋高等学校吹奏楽部の全てを物語っている。

先日の『ふなばし市民まつり』で『YOSAKOIソーラン』により、市民を魅了した市船吹奏楽部。現在は12月26日(土)習志野文化ホールで行われる第26回定期演奏会に向け猛練習中である。市立船橋高等学校吹奏楽部オリジナル作品「吹劇」では、”原子爆弾”をモチーフに「消滅と再生」をテーマにした市船吹奏楽部独自の世界が展開される。

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顧問 高橋健一/部員数126名

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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