2009年06月01日 配信

nakayama1.jpg第22回ゲンキカップ争奪戦
初代『内閣総理大臣賞受賞』

「ありがとうございました!」道場から子どもたちの元気で明るい声が響きわたる。子どもたちへの指導を終えた中山玄慈舟さんが屈託のない笑顔で迎えてくれた。

玄慈舟さんは、今年4月5日に開催されたNPO法人玄気会・玄気道主催の第 回全日本総合武道選手権 チャリティー大会、ゲンキカップ争奪戦でヌンチャク演武で内閣総理大臣賞を受賞した。

受賞に至るまでには、相当の努力が必要だったのでは。

「物心が付くか付かない3歳頃から道場で練習を始めていたので、日々の練習の結果で受賞にいたったのかと思います。受賞できたのは、うれしかったです」と笑顔で話す。

玄慈舟さんは、玄気道道祖『中山義治玄道』さんの長男で、姉二人と幼い頃から武道の練習を重ね、同会の種目である、ヌンチャク・組手・型・小太刀の4種目をこなし、小学校を卒業する頃には、黒帯になっている。
現在は、サラリーマンとして勤める傍ら夜は道場で自身の練習と指導を行う。

子どもの頃から毎日欠かさずの練習、つらいことはありませんでしたか。

「子どもの頃は、学校が終わるとすぐに道場に向かい練習。学校の友達と放課後遊べなかったのは残念ではありましたけど、道場には同世代の仲間がいますので、寂しいということはありませんでした。大勢の兄弟の中で育った感じですね」

道祖の長男としてプレッシャーはありませんか。

「プレッシャーは特にありませんでしたね(笑)。姉もいるし、仲間もいるし、良い環境に恵まれていると思います。社会人になって壁にぶつかることもあるのですが、幼い頃から学んでいた道祖の教育に感謝する場面が多くなりました」

玄気道の理念は、武道を通して、感謝の気持ち、慈愛の心、自らの反省を忘れることなく常に礼節を重んじ、知識、徳育、体育を基本とすること。

会社勤めと道場での指導、丸1日休めることもない玄慈舟さんの息抜きといえば、冬はスノーボード、夏はサーフィンとのこと。
「あまり上手くないんですけど、やっぱり体を動かすことが好きですね(笑)」

今後、目標は子どもたちが〝強い心を持ち育ってもらえるよう〟指導者として成長して行きたいとのこと。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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