2009年03月01日 配信

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日本人の米離れ、食の安全意識向上で、米屋の仕事も大きく変わりました。5ツ星お米マイスター・お米アドバイザー


まきの米店 牧野基明


「10歳の頃から弟と二人で店番に立っていたんです。」  

「幼少の頃から『働かない奴は飯を食わせない』と言われ続けて育ってきました。」と、牧野さんは人懐っこい笑顔で語ってくれました。

初めて店を任されたのは10歳のとき。「売るのはお前達なんだから売りやすいように工夫してみなさい。」と、商売の世界に引き込まれました。米に携わってゆくうちに米の奥深さを知り、学校の勉強もそっちのけで商売に夢中になりました。

「米を知ることで日本の文化を深く知ることが出来るんです。」

高校は船橋市内の商業高校。初めて本格的に習った簿記や原価計算…それらの全てが小さいときから毎日ふれていたものだったので1年生が終わる頃には卒業までに必要になる全ての資格を取得することができていました。米のことを勉強すればするほど、日本の文化や歴史に対する知識が深まっていき、それに伴って、ただ売るだけじゃなく米のことをもっと深く理解したい。作る側の気持ちも解るようになりたい。米のプロになりたいと願うようになってゆきました。

「物を売るのではなく者と者をつなげる仕事」

受け継いだ米屋という商売を『ただ、米を売るだけではなく米のことを少しでも知ってもらい、生産者の思いや立場、苦労などを理解してもらった上で買ってもらえるようにしてゆきたい。』と考えています。現在、次世代へお米の文化を残したいという考えから市内をはじめとして県内各地の小学校で食育に関する『ごはんパワー教育』という授業を行っています。

また、お客さんと一緒に、米の生産者を訪問し消費者と生産者を近づける試みを行っています。そうする事で米という単純な『物』をみるのではなく『者』つまり生産している人やその思いを知ってもらい、安心して購入できる仕組みを作っています。

販売先の当てがある事で農家も安心して生産に専念でき、消費者もどんな人がどんな思いで作っているかを知ることで安心して購入する事が出来るようになります。これからはただ物を販売するだけではなく人と人が繋がって信頼しあえる環境を作ってゆくことが大切なんだと思っています。

 

 

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有限会社まきの まきの米店

船橋市本中山3-1-5

電話047-334-1915

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ニッポン放送のSpecialWeekプレゼント景品などを提供。

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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