2009年02月01日 配信

人気ファイナンシャルプランナーに聞く。

知ればためになる資産運用の話! 

 

世界的金融危機の中で考える資産運用。

今の時代に適した様々な資産運用のノウハウを地元船橋の人気ファイナンシャルプランナーに尋ねるコーナー。初回は未曾有の金融危機に陥った世界情勢の中で、将来に備えた資産運用はどのように行えば良いのか、その方法を伺った。

 

 

 

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石川さんは今が投資のチャンスだと語る。

「1987年のブラックマンデーや1997年のアジア通貨危機、そして今回の世界的な金融危機のように、経済というのは10年を周期に大きな波が起こります。

  

投資に不馴れな人は目の前で起きている株価の暴落等を見て尻込みしてしまうかもしれませんが、優れた投資家は10~20年のロングレンジで情勢を見ています。相場が下落しているのにも係わらず、賢い投資家は逆に買っています。10月は大手ネット証券の口座数が9月の2倍になったりしている事実があります」。しかし、景気はあきらかに下降している。

   

では、こうした時代にはどのような投資が最適なのか。

   

「ここ数年低金利が続いています。日本の金利は0から0.5に回復した後、また0.3に戻りました。これほど金利が低いととても将来の資金を確保できません。実は日本の家庭での資産の52%を現金・預金が占めています。これに対してアメリカは13%しかありません。

    

逆に債券、投資信託、株式等の割合は日本が16%、アメリカが51%といかに日本人の投資比率が少ないかわかります。日本の雇用形態も随分と変化し終身雇用もなくなりつつあり、やはり将来に備えての投資は必要だと考えます」。

    

投資商品には株を始め様々なものがあるが、どんな投資商品を買えば良いのか。

   

「投資には順序というものがあります。債券から株式、そして金などの商品という順に、先ずはリスクの少ないものに投資して、徐々にリスクの高いものに移行していくのがよいでしょう。

    

そして、何よりも大切なのが自分で投資商品を勉強して何に投資するかを決めることです。人から勧められてやるのなら、投資などやらない方がいいと私は考えています。」

   

最後に株に投資する際のアドバイスを伺った。

   

「ここ2~3年は不安定な状態が続くと考えます。資金の全てを1回で使わずに、例えば100万円の資金があるのであれば、3年間分・36回に分けて毎月続けて投資することです。これならばリスクが少なく3年後その株が上がればその分利益が出るわけです。それと、すぐに利益が出なくても株主になれば株主優待という楽しみもあります。お子さんがいる家庭ならファミレスやファーストフードの株を買うとか、自分の生活や趣味に合った株の購入もお勧めです」

 

石川 智寛

日本FP協会認定・石川FP事務所代表。ファイナンシャル・プランナー(CFP(R))。1級FP技能士。1973年千葉県に生まれる。青山学院大学経済学部卒業後、信用金庫、FP会社、FPソフト開発会社勤務等を経て2008年石川FP事務所開業。独立系FP会社「アライアンストーン」と提携し、FP業務を展開。相談業務、研修・講演を行う傍ら、11月からFPソフトの販売も開始した。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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