2009年01月01日 配信

およそ190万人の食生活を担っているのが、 

駅からも近い船橋中央卸売市場。

使いこなせば、毎日がより快適になるかもしれない。

昭和44年に青果市場として開かれ、47年からは水産もスタート。

いまや近隣住民の台所にまで成長した。

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船橋産の魚や野菜から生活物資までが手にはいる

 
船橋市中央卸売市場は、船橋駅から徒歩でも15分程度という絶好のロケーション。
 
東京ドーム2つ半分にあたる12万平米以上の敷地内には
水産79、青果18、関連店舗61の全158店舗が軒を連ね、約1400人が働いています。
 
さらに多くの業者が出入りするわけですから、活気にあふれて当然ですね。
 
「船橋のみならず松戸、柏、八千代、習志野、鎌ヶ谷、白井などのベッドタウンのスーパーへも出荷しています。
つまり、みなさんが食べているものの多くはここが原点なんですね」
 
と、管理課管理係の箱山光俊さん。続いて、船橋中央魚類(株)の渡邊時夫さんも説明してくださいました。
 
「全国各地から魚が集まってきますが、船橋の港から上がったものも多いんですよ。
今年はイワシが大漁で、あとはスズキ、ボラ、イシモチ、イシガレイ、ワタリガニ、アサリなども多く捕れます。
これからの旬はキンメダイ、タラ、生マグロ、アンコウも旬ですね」
 
船橋で捕れた魚は、全国の市場へも出荷されるのだとか。
市民としては、ちょっと誇らしい話ですね。
 
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では、青果はどんな特徴があるのでしょう?
 
船橋中央青果(株)の渡辺正雄さんと千葉仁さんにも伺いました。
 
渡辺 「県内、特に船橋地区だと野菜はネギ、ホウレンソウ、小松菜など葉ものが中心です。
その他、ジャガイモやサツマイモもつくっていますね」
 
千葉 「果物は、90%以上が特産品の梨。その他、地域によっては巨峰やメロンなど旬のものもつくっています」
 
そして、青果に関してはある特徴が。
 
渡辺 「個人の農家が持ってくる地場産が多いんですよ。それから、もうひとつのポイントは鮮度と安全性。
地場の野菜は他県とくらべて品質がいいという評価をいただいており、多くの大型量販店からのニーズがあります。
千葉県知事の堂本さんが推進している“地産地消”の影響もあって、
千葉の大型量販店は千葉の産物を販売するというスタイルが基本になっているんです。
また千葉の野菜は、ほとんどの学校給食にも導入されているんですよ」
 
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ところで業者や関係者しか出入りできない市場が、年4回だけ一般開放されるのをご存知でしょうか?
ふたたび、箱山さんにご説明いただきました。
 
「平成16年6月にスタートしたもので、3、6、9、12月に開催しています。
毎回5000人以上のお客さんがいらっしゃって、かなり好評です。
一般開放を通じて市場を知っていただき、リピーターになっていただければいいなと考えています。
水産は値つけや品揃えも一般の方が買いやすいようにしてありますし、
本来は小売りをしない野菜も、売り場を設けて対応しています」
 
鮮度と安さが市場の魅力。
次回は来年の3月7日の土曜日だそうですので、ぜひ出かけてみたいものですね。
 
「それから、ぜひご利用いただきたいのが関連店舗です。
米、お茶、乾物、海苔、漬物、包装資材も事務用品も、生活に必要なものはなんでも買えます。
食堂や床屋さん整体院もあるんですよ、ここは一般の方でもいつでも入れますので、ぜひ利用してください」
 
 
どんなお店があるのか、↓で確認してみてくださいね。
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船橋中央青果株式会社
果実部 取締役

千葉仁さん

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船橋中央魚類株式会社
営業部鮮魚課 課長

渡邊時夫さん

ichiba_watanabe.jpg 船橋中央青果株式会社
野菜部 取締役

渡辺正雄さん

ichiba_hakoyama.jpg 船橋中央卸売市場
管理課 管理係

箱山光俊さん

 

関連店舗全61店舗

●ホシザキ(製氷機器)●サンマミー(贈答用品)●大調機器(調理機器)●杉本商店(金物)

●トリイチ(鶏肉)●湯浅食品(漬物)●山下商店(駄菓子)

●中台肉店(精肉)●中川食品(漬物)●丸富商店(加工品)

●三陽(日用雑貨)●ヤナギ(日用雑貨)●丸金商店(菓子・珍味)●大塚商店(鰹節)●十一屋総本店(漬物)

●大西園(陶器・食器・茶)●森傳(乾海苔)●田辺商店(包装資材)●中村屋肉店(精肉)

●千葉木口食品(佃煮・惣菜・加工品)●船福(乾海苔)●飯ヶ谷商店(調味料)●丸武(玉子焼)

●大須賀海苔店(乾海苔・茶)●亀井商店(包装資材)●モリヤ(穀類)●丸清商事(乾海苔)

●ささ屋商店(加工品)●田中園(茶・飲料)●丸金清水(佃煮・惣菜・加工品)●小石産業(米穀)

●戸田鶏卵(鶏卵)●シモジマ(包装資材)●大須賀海苔店(乾海苔・茶)

●伊勢物産(加工品)●インターパック(包装資材)●ウィンファーム(鶏卵)●村田生花店(生花)●ヤマダイ(包装資材)

●箕輪商店(漬物)●尾崎海苔店(乾海苔)●海老六(玉子焼)●杉本正文堂(文具)●安田洋品店(履物衣料)

●たらふく(食堂)●オオノ(パン・菓子)●大乃屋(食堂)●清龍軒(中華)

●田久保食堂(食堂)●花のや(食堂)●福田家(食堂)●玉芳(生蕎麦)

●食事処雅(食堂)●八幡屋(洋食)

●三幸飯店(中華)●むぎ畑(食堂)●マルミ(洋食)●お多福(和食)

●田中園(茶・飲料)●江田衣料(履物衣料)●岩瀬商店(蒟蒻・豆腐)

●オリタ施術院(整体)●中台理容室(理容)

船橋市中央卸売市場 千葉県船橋市市場1-8-1 船橋中央卸売市場 管理課

http://www.city.funabashi.chiba.jp/ichi-kanri/

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市場で発見!!船橋の味

kanren_marutake.jpg 玉子焼
丸武
営業 3:00~12:00
手焼きにこだわる丸武の玉子焼きは、ほんのり甘くふんわりとした口あたり。創業64年余。手慣れた手つきで続々と玉子焼きを焼くのは三代目にあたる伊藤行夫さん。
kanren_otsukashokai.jpg 鰹節
大塚商店
営業5:00~11:00
製造販売により毎日削り立ての鰹節を販売していますと、大塚厚さん。
市場だからこそ買える新鮮な鰹節。
ぜひ一度ご賞味してみては。
 
kanren_toichiya.jpg 漬物 
十一屋総本店
営業6:00~11:00
日本全国の漬物を味見をして納得のいく商品だけを取り扱う十一屋総本店。100gから量り売りをしていると店長の野崎浩さん。試食もOKとのこと。
kanren_nakamuraya.jpg 精肉
中村屋肉店
営業6:30~14:00
創業40年。こだわり続ける国産肉。
お客様のご要望によりブロックの肉を目的に合わせてスライスしますと、
店長の増田明彦さん。
kanren_fukudaya.jpg 食堂
福田家
営業4:00~13:00
市場で働く人、買い付けにくるお客様にも人気のある食堂「福田家」。
煮込み定食、中落ち定食は人気のメニューと語る創業三代目のご主人土居靖さん。
kanren_chibakiguchi.jpg 佃煮・惣菜・加工食品
千葉木口食品
営業5:00~12:00
栗きんとん、黒豆、にしん巻き、かまぼこ、伊達巻き等お正月のおせち料理や手作り惣菜が多数揃えていますと西村操子さん。この時期ぜひ立寄りたいお店。
kanren_ebiroku.jpg 玉子焼
海老六
営業3:30~12:00
昭和26年から営業。家庭では味わえないプロのひと味違う玉子焼。玉子焼一本550円、みつ葉巻一本320円が人気と江口正夫さん
kanren_tama.JPG きそば
玉芳
営業6:30~14:00
玉芳の人気のメニューはなんといっても「玉芳セット」。そばに好みの丼を付けて750円。市場内外のお客様が訪れてくれると金野政喜さん。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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