2016年07月01日 配信

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今年、発足45年目を迎えた船橋東高校山岳部。市内の高 校では珍しくクライミングボードを所有し、スポーツクライミングにもエントリーしている。

学校創立時から発足 総体出場などで優勝

橋東高校山岳部の発足は、同校創立時の1971年。登山競技の全国高校総体(インターハイ)や国体では、何度も入賞を果たしている。2010年~2012年には、県総体クライミング競技は3位と、優勝、準優勝、国体(国民体育大会)少年の部では2度の優勝と1度の準優勝を勝ち取った選手も。

登山合宿を通じて部員同士の交流も

同部では、登山競技の大会と、スポーツクライミング競技の大会にエントリー。スポーツクライミングとは、岩山に見立てた人工壁を道具は使用せず自己の力で登るもの。制限時間内に到達した高さを競う「リード」、決められたルートを正確に登る「ボルダ」などの種目がある。練習は、月に一度葛西クライミングジムに、普段は、校内のクライミングボードでトレーニングする。「クライミングボード所有の学校はあまりないのでは」と顧問の泉水清和先生。
登山の練習では、荷物を背負った山越えにそなえ、校内ではザックに重りを詰め、階段の上り降りなども行っている。登山のタイムに加え、テントの設営や炊事、装備など9つの項目から審査される登山競技。校外では、夏に2回、秋に1回、春に1回、1泊~3泊かけて山で合宿し、実践を積む。「冬山は危険性が高いため、高校生の部活では禁止されています」と、泉水先生。
もともとはインドア派だったが、クライミングに興味があり入部したという3年生で前部長の吉田篤史くんは、「3000メートル級の山の景色は凄い。部員と寝食を共にするかけがえのない体験」と、話す。6月に新部長に就任した関戸悠輝くんは、「山では自然と仲間意識が強くなる。昨年の夏山合宿で行った北アルプスの大天井岳で見た朝方の星空は忘れられない」と目を輝かせて魅力を話した。

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