2016年07月01日 配信

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この人に聞きました!

船橋市地方卸売市場 総務課 施設管理係長
箱山 光俊さん

楽しく市場を知る 市民向けイベント

船橋市場では、市民向けに「市場においでよ!活き活き料理教室」「わくわく市場探検隊」「市場盆踊り」といったイベントを開催。また、「ふなばし楽市」、関連店舗独自の「市民感謝デー」の売り出しを開催している。
市場の活性化のため、平成16年から始まった「ふなばし楽市」。当時一般の人は入ることができなかった市場で唯一、一般の人が買物ができるイベントだった。この楽市を開催したことで一般客が増え、最近では楽市の際には3000人以上が来場しているという。市場が地方化された平成27年からは場内の3カ所でスタンプを集めるスタンプラリーを実施している。市場で実際に買い物をし、場内をめぐることで、さまざまな市場の食材を知ってもらうことも開催の目的の一つ。開催時には親子でイベントを楽しむ姿も多く見られる。
「見る」「学ぶ」「食べる」を体験しながら場内を見学する「わくわく市場探検隊」。小学校などの団体向けに個別に実施していたものを、市場の地方化と同時に月に1回、定期的な開催を始めた。野菜や魚の知識を学ぶほか、マイナス50度の冷蔵庫の入室、模擬セリも体験し、旬の食材の試食をするという企画。夏休みの時期には特別企画も実施予定。
市民向けイベントの中でも最も古いものが料理教室。市場開設初期の昭和49年に初めて開催した記録があるという。料理研究家を招き、場内で調達した食材で料理する。毎回定員の2倍ほどの応募が集まる人気企画だ。
「楽しみながら学び、まるごとの魚をさばくなどの体験もすることで食育にも繋げています。普段買い物をする時などに、たまには家で魚をさばいてみようとか、加工されたものを調理するのではなく、一から作ってみようと思ってもらえたら」と箱山さん。
現在は、イベント時だけでなく常時一般の人も買い物をすることができる。スーパーには出回っていない珍しい食材や、プロの料理人が仕入れる品を一般客も買うことができるのが市場。一般客だけでなく、地域の飲食店向けにも、箱買いではなく野菜1つや、魚の半身など少量のニーズに対応できる店舗も増えている。「地元の飲食店にも、ここにしかないものを買いに来てもらいたい」とも。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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